北川氏、よかったね

木村拓哉、『ビューティフルライフ』23年ぶり再現が好評のウラで……脚本家・北川悦吏子氏は放送前から“匂わせ”ツイート

2023/01/10 16:36
仲宗根由紀子(エンタメライター)
木村拓哉、『ビューティフルライフ』23年ぶり再現が好評のウラで……脚本家・北川悦吏子氏は放送前から“匂わせ”ツイート
“かっこつけることはかっこいい”ということを国民に教えてくれた木村(写真:サイゾーウーマン)

 1月9日に放送された特別番組『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP2023』(TBS系)に俳優の木村拓哉が出演。木村と常盤貴子がダブル主演し、2000年に大ヒットした同局連続ドラマ『ビューティフルライフ』が23年ぶりに再現され、ネット上で話題になっている。

 正月恒例の同番組は、視聴者の夢を叶えるという内容のバラエティ。今回は、青森・八戸市で美容室を経営している男性美容師の妻による「木村拓哉の大ファンの夫に、本人を会わせてあげたい」という夢を叶えることに。木村がこの男性の前に登場するというドッキリを決行した。

 さらに番組では、このファン男性が『ビューティフルライフ』で木村が演じたカリスマ美容師に憧れるあまり、店名を、劇中に登場する美容室と同じ「HOT LIP」にしたことが明らかに。

 すると、木村がこの男性ファンのために、ドラマ内に登場した「HOT LIP」のセットを使い、『ビューティフルライフ』を特別編として再現しようと提案。当時の制作陣や共演者である西川貴教、池内博之、原千晶も集結し、男性ファンは「HOT LIP」店長役としてキャスティングされた。

「特別編では、木村が美容師の主人公・沖島柊二を23年ぶりに演じたほか、店長役の男性が妻のヘアカットを実施。妻が涙ながらに『今まで切ってもらって一番うれしい。夢みたい』と感激するシーンなどがありました。この放送に、ネット上では『また「ビューティフルライフ」が見たくなった』『やっぱりキムタクは、今も昔もかっこいい』と好意的な反応が相次いでいます」(芸能ライター)


 また、番組には『ビューティフルライフ』の脚本を手がけ、今回の特別編にも協力した北川悦吏子氏も登場。北川氏といえば昨年12月12日、Twitterで「もうちょっと感動してしまって、今日は書けない。なぜだかは、まだ言っちゃダメみたいです。懐かしくて涙止まらなくなった。下の写真がヒント」とつづり、クリスマスツリーの写真を公開していたが……。

「北川氏は『あんたの夢をかなえたろかSP』放送直後、先月のツイートを引用する形で、『この日に、ビューティフルライフの再現を見ました。なんだか、自分の夢も叶った気がしました。23年ワープしてあの頃のスタッフやキャストに会えたんです。そして、このドラマを見て美容師になった方にも。これは、TBSのツリーでした』と投稿。どうやら、放送前に特別編を“匂わせ”ていたようです」(同)

 『ビューティフルライフ』のほかにも、1996年放送の『ロングバケーション』(フジテレビ系)や1995年放送の『愛していると言ってくれ』(TBS系)などのヒット作を世に送り出し、“恋愛ドラマの神様”と称された北川氏。普段、あまりテレビに登場しないこともあり、今回の出演は大きな注目を集めた。

「TBSでは、今月17日から、北川氏が脚本を手がける広瀬すず主演ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』がスタートします。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』や菅野美穂主演『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)など、近年、北川氏が手掛けた作品は『ドラマを私物化しすぎ』『感覚が古臭い』などと物議を醸しがち。しかし、今回の特別編の評判は上々で、北川氏を称賛する声も目立ちます」(同)

 『夕暮れに、手をつなぐ』では、『オレンジデイズ』(TBS系)以来19年ぶりに青春ラブストーリーを執筆するという北川氏。『ビューティフルライフ』特別編のように、視聴者を感動させることはできるだろうか。


仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/01/10 16:36
ビューティフルライフ / 北川 悦吏子
やはり匂わせずにはいられない悦吏子