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ウィリアム皇太子のアメリカ訪問のウラで……ヘンリー王子、ドキュメンタリーの予告公開で大炎上! 和解への道のり遠い?

2022/12/06 20:16
堀川樹里(ライター)
ウィリアム皇太子のアメリカ訪問に合わせ、ヘンリー王子がドキュメンタリーの予告公開で大炎上! 和解への道のり遠い?の画像1
弟との違いを示して好印象を与えたウィリアム皇太子(写真/Getty Imagesより)

 王位継承順位が1位となったウィリアム皇太子と妻のキャサリン妃が、8年ぶりにアメリカを訪問。3日という短い滞在期間中、彼らを一目見ようと行く先々に多くの人々が集まり「やっぱり本物はオーラが違う」とロイヤル・フィーバーが巻き起こった。

 11月30日、皇太子夫妻はプライベートジェットではなく民間航空機のブリティッシュ・エアウェイズでボストンのローガン国際空港に到着。最初に向かった市役所には、彼らを一目見ようと数千人が集まった。冷たい雨が降る中、朝早くから2人の到着を待っていた群衆の中には他州から来た人もおり、皇太子夫妻を見られたのは短時間だったが「文句を言う人はおらず、誰もが大満足していた」と米メディアは報じた。

 この夜、2人は全米プロバスケットボールNBAの試合を最前列で観戦。皇太子といえば、「ゴッドマザー」でエリザベス女王に長年仕えた女官でもあるレディ・スーザン・ハッセーが、カミラ王妃主催のチャリティ・レセプションで、黒人DV被害女性の支援活動をしている団体の創設者である黒人系女性ンゴジ・フラニに対する人種差別的発言が問題となり辞職したばかり。そのため観客席からはブーイングが上がったが、皇太子夫妻はそれに動じることなく、終始にこやかに試合を楽しんでいたという。

 アメリカ訪問2日目の12月1日、ウィリアム皇太子夫妻は環境イノベーション団体や都市部での暴力によるトラウマから若者たちを守る団体などを訪問。2人の姿を一目見ようと外で待機していた女性から、「テネシーにいる母に一言お願いします」とビデオ電話でつながっているスマホを差し出されたウィリアム皇太子が、「いま、つながってるの? お母様のお名前は? こんにちは、マレリー! そちらはこちらより暖かいといいのですが」と笑顔で話し、神対応だと話題に。

 子どもと話すときは必ず膝を折り、目線を合わせることで有名なキャサリン妃は、たくさんの子どもたちと会話とハグをし、「心から交流したいのだとわかる」「ダイアナ元妃と重なる」と称賛された。


 アメリカ訪問の目的である「第2回アースショット賞授賞式」が開催された2日の日中、ウィリアム皇太子はジョン・F・ケネディ・ライブラリーを訪れ、バイデン大統領やキャロライン・ケネディと面会。キャサリン妃はハーバード大学の子ども発達センターを訪問し、研究者たちから子どもたちに明るい未来を与える科学の進歩に関する話を熱心に聞いていた。

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