[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

実家がゴミ屋敷化! 片付け・処分が大変だったモノベスト20&実際かかった費用と時間は?

2022/11/22 17:00
伊藤まき(収納ライター)

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」今回のクライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家」です。さながらゴミ屋敷だった実家ですが、紆余曲折を経て「生前処分」を実施できました。

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 前回は、処分費5万円未満で「粗大ゴミの捨て方・10パターン」をご紹介しました。一方で、小さなゴミや捨て方の判断がつきにくいゴミのほうが「心が折れる作業」だったりもします。そこで今回は、片付けが大好きなプロでもしんどかった「捨てるのが大変だったモノ・ベスト20」と処分のポイントをまとめました。なお、実家本体は不動産売却します。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第1位:分別が必要な液体

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グループ別にまとめてから作業へ(C)maki_organize

 残量がある缶や瓶といった「液体の分別」が一番大変でした。一つひとつ中身を出して、缶に穴を開ける作業を繰り返します。自治体によっては、中身を水で洗浄するなど細かいルールがあるところも。このほか、果実酒、化粧品、調味料などの残った液体も処分しました。

 実家のある自治体では、有毒性のある薬品及びその容器は「購入店」や「メーカー」に相談して処分することになっていました。発煙筒、殺虫剤、農薬、中身が入ったペンキなどの相談は購入店と各メーカーへ。消火器の相談先は、購入店、消防設備組合へ。こうした商品を購入した際は、どこで買ったかを油性ペンで本体に記入しておくと便利です。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第2位:解体と分別が必要な素材

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次世代には、DATAで残そうと強く思います(C)maki_organize

 額縁に入れて飾ってある写真、賞状、絵画、免許、美術品などは、一つひとつ分解して、木・ガラス・紙に分別します。捨てがたい思い出は、写真に記録して処分すると◎。


実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第3位:30cm以上のプラスチック製品

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筆者は、買い替えと持ち込みで処理しました(C)maki_organize

 小さな衣装ケースも、30cmを超えれば「粗大ゴミ=有料」。柔らかいプラスチックケースなら、細かく切り刻んで小さくすれば可燃ゴミに変わります。灯油が残ったポリタンクは、廃油処理パックで処理して可燃ゴミへ。自治体によると、20Ⅼ以下のポリタンクは不燃ゴミでした。

楽してキレイが続くシンプル収納