『ねほりんぱほりん』刑務官のお仕事「玉検査」とは? 受刑者が陰部に玉を入れる理由【2022年シーズン7】
「女子刑務所にいた人」回では、入所するときにはお尻の穴まで検査される……という話があった。男性の場合は、お尻の穴に加えて「玉検査」なる検査も存在するそうだ。
「陰部に、水晶のような玉を入れてるんですね」と説明するショウゴさん。ぱほりん(YOU)が、「真珠が入ってるとか、そういうやつじゃなくて?」と聞くと、「そうです。真珠ではないんですが、実際は」と解説。「まあその、行為をするときに女性の人が気持ちがいいらしくて。実際はあんまり気持ちよくないみたいですけども」と、淡々と語っていく。
入所時の「玉検査」と、工場作業中などに突然行われる「抜き打ち玉検査」とがあるそうで、「『みんな出せ~っ』って言って、(陰部を)出させるんですね。それで1個1個見ていくんですけど、裏返してとか」と、くまなく確認するらしい。入所時に玉が2つだった受刑者が、抜き打ち玉検査で3個に増えていたら、それは「所内で入れたというわけです」とのこと。
所内で、玉を……? 1回聞いただけでは意味がわからないが、ショウゴさんによれば「玉を作るんですね。歯ブラシの柄みたいなものを、壁とかでピカピカに磨いて」「部屋で鋭利なもので穴を開けて、自分のところ(陰部)に。それをグッと入れる」のだそうだ。この玉増やし行為は、「自傷行為」と「不正製作」と見なされ、規律違反で懲罰の対象になるという。
一体なんのためにそんなことを!? と皆が抱くであろう疑問に、ショウゴさんは「ヒマつぶしですよね」と回答。人間とは、ヒマだと玉を作って陰部に入れちゃうこともある……と初めて知ることができた。
玉検査などを経てようやく出所しても、「数字としては半数近くが再犯で戻ってきてしまいます」(ショウゴさん)とのこと。番組で紹介された法務省「令和3年版犯罪白書」によれば、出所した受刑者が10年以内に刑事施設に再入所した割合は45.3%。そんな現実に相対する刑務官への尊敬の念が高まる回だった。