サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)Travis Japanトラジャデビュー曲が「物足りない」わけ 男性アイドル ジャニーズ音楽の中では意欲作かつ問題作! Travis Japan「JUST DANCE!」のすがすがしさを解説 2022/11/09 13:00 スージー鈴木 ジャニーズTravis Japan (写真:サイゾーウーマン) 10月28日に「JUST DANCE!」で世界配信デビューを飾ったジャニーズ事務所のTravis Japan。2012年にジャニーズJr.の5人でグループが結成され、メンバーの加入や脱退がありながら、17年に現在の7人の形になった。22年3月からはアメリカに留学し、このたび晴れてデビューを果たした。 デビュー曲「JUST DANCE!」について、ジャニーズファンからは「デビュー曲なのにダサい」「これがデビュー曲なの? もっと良い曲あげてよ」「洋楽のノリにいこうとしてるのかもしれないけど、もっとジャニーズっぽさがほしかった」などとネガティブな反応が見られ、一方で「なかなか良かった」「めっちゃアメリカって感じがする」「英詞になじみがなくても自然と頭に残る」など好意的な声も上がるなど、まさに賛否両論の楽曲だ。 たしかに、ジャニーズのデビュー曲といえば、複雑な構成や一度聞いたら覚えてしまう印象的なサビや歌詞が特徴として上げられるが、「JUST DANCE!」はそれらとは異なるといえるだろう。 そこで『平成Jポップと令和歌謡』(彩流社)『令和の少年隊論』(共著、アチーブメント出版)などの著書を持つ音楽評論家のスージー鈴木氏に、世界配信楽曲としての「JUST DANCE!」の意図するところを解説してもらった。 ジャニーズ系音楽の中では意欲作かつ問題作 Travis Japanのデビュー曲『JUST DANCE!』が10月28日(金)にリリースされた。それを報じる記事には「全世界同時配信リリース」の文字。実際、そのサウンドはまさに世界市場、とりわけアメリカ市場に照準を定めたものとなっている。 結果として、これまで日本の音楽シーンの中で、安定的かつ巨大な支持を得続けてきたジャニーズ系音楽の中では、意欲作かつ問題作と言えよう。事実、知り合いのジャニーズファンによると「全編英語?」「曲が短い」「ちょっと物足りない感じ」など、驚きや戸惑いの声が聞こえてくるという。 私は音楽評論家で、ここ数年の最新ヒット曲の分析本(『平成Jポップと令和歌謡』)なども著してきた。ただ55歳という年齢もあり、ジャニーズ系音楽に関して、決して明るいわけではない。 それでもこの曲が、日本市場を超えてアメリカ市場そのものを直接狙って作られたことがよくわかる。単に歌詞が英語というだけでなく、サウンドそのものも含めて。 というわけで今回は、「JUST DANCE!」の言わば「世界標準性」について、説明してみたいと思う。言い換えれば「全編英語」に加えて、「曲が短い」「ちょっと物足りない」ことについて、その必然性の解剖である。 次のページ 「JUST DANCE!」英語化、短尺化、シンプル化、そしてサビの消失 1234次のページ Yahoo CHEER Vol.7 Travis Japan 関連記事 Travis Japan、デビュー曲が『らじらー!』で初解禁! HiHi Jetsが感想語るもファン複雑?Travis Japan、デビュー曲のMV撮影動画が流出! デビュー発表に続く“ネタバレ”にファン辟易NEWS・加藤シゲアキ、「マネしてみようかな」Travis Japan・川島如恵留から影響受けたことTravis Japan・宮近海斗、担当マネジャーに苦言!? 「説教したがり」「自分もTravis Japan感出してる」Travis Japan・中村海人、インスタライブ中に“トイレ音”が!? 「生活密着型」の配信にファン騒然