コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき142
「正義」の人なのに黒いから、ヤクザより怖い! 元極妻が考える最近の警察不祥事
2022/10/09 16:00
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
ヤクザも国葬は休戦
安倍元総理の国葬は、反対の声もありながら無事に終わりましたね。報道では「警察に恥をかかせないために」六代目山口組トップから自粛命令が出ていたとありましたが、どうなんでしょうか。
ほぼ例外なく、ヤクザは自民党と国家イベントが好きなので、みんな協力的ですよ。これまでも1964年の東京オリンピックの時に外出を控えたり、あの史上最大のヤクザ抗争「山一抗争」時にも、学生の国際総合競技大会「夏季ユニバーシアード神戸大会」(1985年8月24日〜9月4日)の期間は「休戦」したりしてました。いわゆる「ユニバーシアード休戦」ですね。
なので、今回もわりと純粋に「安倍さんを静かに送ってやろうじゃねえか」と思っていた気がします。
最近はヤクザより警察の不祥事のほうが目立つ
ヤクザと警察の関係でいうと、最近は警察不祥事のほうが目立つ気がします。不祥事自体は昔からあったんですが、なぜか積極的に報道されてますよね。
たとえば福岡県警の巡査長は「俺、捜査情報を流せます」とお小遣い目当てでヤクザにもちかけて、情報漏えいして起訴されています。
かばうわけではありませんが、これはどこでも聞く話です。「情報流せます」と持ちかける「相手」も先輩からの申し送りです。まあ、この方はやりすぎたんでしょうかね。
警察官は、人生経験もあまりない、若いうちから拳銃を持てて社会的信用もありますから、なんかつい上から目線になるのかもしれません。
この9月には、警視庁新宿署の留置場に勾留されていた20代の男性が「パンイチ」で拘束され、トイレにも行かせてもらえなかったとして、東京都に慰謝料など165万円を求める裁判を東京地裁に起こしています。