ママ垢ルールに触れてしまった? 保活の話で「上から目線やめて」、気づいたらブロックされた!
聖子さんは、マタ垢を通して、同い年で、同じ地方出身という共通点がある加奈子さん(仮名・34歳)と親しくなったそうだ。
「加奈子さんは、ハッシュタグで、同じ頃に出産予定のプレママさんを探していたそうです。彼女は2歳上の女の子がいたので、育児では先輩。たまにDM(ダイレクトメッセージ)で悩みを送ったりしていました」
聖子さんと加奈子さんは、お互いに子どもが産まれると、マタ垢をママ垢にして、そこでも交流を続けたという。しかしある時、加奈子さんの態度が豹変したとのこと。
「うちの娘は早生まれなので、これから保活を始める予定。保活情報を集めようと、ママ垢でいろいろとつぶやいていたら、加奈子さんから『保育園に預けるんだ』ってDMが来たんです。私は『仕事を休職中で、来年4月には子どもを保育園に入れ、復職する予定』ということ、それから『復職前に良かったら一度、会いたい』とも伝えました。すると加奈子さんは、妊娠前に仕事を辞めていて専業主婦のため、3歳までは自宅で子どもを見るつもりだというんです」
リアルで交流のあるママ友や、もともと友人だったママ友とは違い、SNS上だけの付き合いだと相手の事情がわかりづらい面がある。
「私も、娘を1歳で保育園に預けることに少し抵抗があったので、『子どもとゆっくりいられる加奈子さんがうらやましい』と送りました。そうしたら、『上から目線はやめてほしい』みたいな返信が来て、気づいたらブロックされていたんです」
気に入らないことがあれば即ブロック。加奈子さんの行動は、SNSでは当たり前なのかもしれないが、聖子さんはとにかく驚いたという。
「私、ブロックされるほどひどいことを言ったかな……と悩みました。どうしても気になったので、一度アカウントからログアウトして、加奈子さんのツイートを見てみることにしたんです」
そこには、信じられないことが書いてあったという。
「ざっくり言うと『ママ友から保活の話で嫌なことを言われた』『私は働きたくても、家にいなくてはならないのに』と書いてあったんです。私のことだなと思って、読んだ後に動悸がしましたね……以前テレビで、ママ垢には『子育てに必死で余裕のないほかのママを傷付ける投稿はしない』という暗黙のルールがあると知りました。ネットではバカバカしいと一蹴されていましたが、私の『保活』ツイートも、加奈子さんをはじめ一部のママに嫌な思いをさせていたのか。それなのに、『加奈子さんがうらやましい』と言ったことで、彼女を決定的に傷つけてしまったのかもしれませんね」