コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

高橋真麻、TBS・宇賀神メグに「腹立ちましたよ」……今の時代に合う「女子アナの小競り合い」とは?

2022/09/08 21:00
仁科友里(ライター)

 女子アナが、人並外れたルックスやキャラクター、プライベートの話題でもてはやされた“女子アナブーム”も今は昔。テレビ離れが深刻化、さらに新型コロナウイルスの影響でCM収入が激減するなど、テレビ業界は景気の悪い話が多い。

 そんな中、真麻はフリー転身後もバラエティ番組のアシスタントや、情報番組のコメンテーターとして生き残り、活躍を見せている。“お嬢様エピソード”こそ解禁したものの、結婚、出産したことで、話の幅も広がって、より視聴者の感覚に近いコメントができているのではないだろうか。こうやって考えてみると、真麻は入社して数年は苦労したかもしれないが、フリーとなっても仕事が途切れない、数少ない勝ち組女子アナといえるだろう。

 そんな真麻しかできない役、それは「女子アナを叱る役」だと思うのだが、どうだろうか。

 『人生最高レストラン』で、MCの加藤浩次から「フリーになって9年もたってくると、甘めの局アナ見ると、『おい、甘ぇな、こいつ甘ぇぞ』みたいな感じは芽生えることがある?」と振られた真麻は、「局アナの大変さも知っているので」と一旦は否定。

 しかし、同番組アシスタントMCの宇賀神メグアナウンサーが「バラエティをやりたい」と言うと、「でも、(宇賀神アナは)ぜい沢ですよ、元局アナからしたら。『THE TIME,』(TBS系)をやって、この番組のアシスタントをやってるなんて最高級ですよ。さっき、バラエティ出たいって言ったとき、『え?』って思っちゃいましたもん」と宇賀神の今のポジションがいかに恵まれているかを経験者目線で語り、加藤の「腹立った?」のたび重なる煽りに、「ちょっと、腹立ちましたよ」と応じた。

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