ヘンリー王子、英国民から大ブーイングまみれ! 王室と「修復不可能」11の問題行為
2017年11月にメーガン夫人と婚約してからというもの、英メディアや英国民から叩かれまくっているヘンリー王子。学生時代から王子らしからぬ素行がマスコミに騒がれていたものの、それでも「やんちゃな次男坊」といった憎めないイメージが持たれていた。
しかし、現在はやることなすこと全てが批判の対象に。20年3月末日をもって、英国の上位王族から引退したヘンリー王子だが、なぜ英国民にこれほどまで嫌われることになったのか? これまでの行動と英国民や英メディアの反応を時系列で振り返ってみよう。
ヘンリー王子&メーガン妃、プライベートジェット移動で「偽善者」非難噴出
インスタグラムで「地球温暖化に対して行動を起こそう」と呼びかける写真を投稿するなど、環境問題に熱心に取り組んでいることで知られる、英国王室のヘンリー王子とメーガン妃。そんなエコな2人が、19年8月、大量の二酸化炭素を排出するプライベートジェット機で高級リゾート地に飛び、バカンスを楽しんでいることが判明した。
英紙「ザ・サン」によると、2人は生後3カ月のアーチー王子を抱っこしたままプライベートジェットに乗り込み、8月6日~12日にスペインのイビサ島に滞在。いったんイギリスに帰国し、14日にまたプライベートジェットでフランスの高級リゾート、ニースに飛んだ。
格安航空会社イージージェットなら232ポンド(約3万円)で行けるのに、2万ポンド(約250万円)を超えるチャーター代を払い、一般的な航空会社のフライト移動と比べて1人当たり7倍もの二酸化炭素が発生するプライベートジェットに乗ったことに、ネット上では「税金を使って、環境に悪いことしてる」「短期間に2度もプライベートジェットでバカンスに繰り出すなんて! 偽善者もいいとこだ!」「王子は一体何を考えているのか?」と非難が殺到している。
ヘンリー王子、「サセックス公爵」グッズ狙いで商標登録
現地時間2020年1月8日に公式インスタグラムで突然「高位王族からの引退」を表明した、英国・サセックス公爵ヘンリー王子&メーガン妃。
2人は今回の表明の後、新しいウェブサイト「sussexroyal.com」をローンチし、その中で高位王族であるために収入を得ることを禁じられていると告白。公費・私費を賄っているのは、王室助成金と、チャールズ皇太子からコーンウォール公爵領の収入の一部として、ウィリアム王子と共に受け取っている年間490万ポンド(約7億円)の中からの取り分。
全体の比率を見ると、王室助成金は約5%と低く、ほとんどが父親頼みであることも明かした。高位王族を離れた後も、このコーンウォール公爵領の収入の一部を受け取るのかは不明。
ヘンリー王子の資産は、母である故ダイアナ妃から相続した推定2000万ポンド(約28億6000万円)の遺産と、祖母であるエリザベス女王からの700万ポンド(約10億円)の信託。メーガン妃の資産は女優時代に築いた400万ポンド(約5億7000万円)。合わせるとかなりの資産家ではあるが、今までと同じレベルの生活を望むのなら、あっという間になくなるだろう。
だが、「デイリー・メール」によると、この1カ月で2人は「サセックス公爵」をブランド化するため、Tシャツ、本、雑誌など100以上のアイテムをサセックス公爵で商標登録しているという。現にこれらのグッズが世界中で売れたら、かなりの額を稼げるだろう。
SNSでは今回の発表を批判する声が非常に多く、ネット上では「結婚式に使った税金を返せ!」「メーガン妃には、ぜひ英王室ドラマ『ザ・クラウン』(エリザベス女王の半生を描いた話題作)に出演していただきたい!」などと強烈な文句が飛び交っている。
ヘンリー王子夫妻、Netflixと制作契約で「金もうけ」と批判の嵐
20年9月、ヘンリー王子とメーガン妃が、2億人近い会員数を誇る動画配信サービス世界最大手のNetflixと制作契約したことを発表。「『プライバシーの尊重!』と神経をとがらせるくせに、ハリウッド進出?」と、しらける声が続出している。
9月2日、ヘンリー王子とメーガン妃は、米「ニューヨーク・タイムズ」電子版を通してNetflixと制作契約をしたことを明かし、また「情報だけではなく、人々に希望を与えるコンテンツを制作する」「新米の親として、人々にインスピレーションを与える家族向けの番組制作を重要視している」と抱負を語り、「(Netflixなら、世界中の人々に)行動を促すインパクトのあるコンテンツをシェアする手助けをしてくれるだろう」と熱弁した。
米「TMZ」によると契約は複数年にわたるもので、映画、ドキュメンタリー番組、子ども向け番組などを手掛けるとのこと。これらを制作する2人のプロダクションは、さぞかし高額の報酬を受け取るだろうと推測している。
今回、Netflixがどれほどの契約金を2人に支払ったのかは明かされていないが、「今後の生活費のために契約したのだろう」「この契約金があったから、豪邸も購入できたのでは」と納得する声も上がっている。
ヘンリー夫妻、米国移住でトランプ大統領が「警備費用はビタ一文支払わない」
20年3月末日をもって、英国の上位王族から引退したヘンリー王子・メーガン妃夫妻。新型コロナウイルスが世界中で拡大している中、ヘンリー王子とメーガン妃、息子のアーチーは、アメリカへの渡航制限がかかる直前、カナダからアメリカ・ロサンゼルスへ渡った。
そんな中、新型コロナウイルス対策に大忙しのトランプ大統領が、Twitterでヘンリー王子夫妻の警備について「ビタ一文支払わない」と宣言。
トランプ大統領は3月29日、「私は、女王と英国のよき友人であり、称賛者だ。カナダに永住するために英国を去ったと報じられたハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガンが、今度はカナダを離れてアメリカに来ると伝えられている。だが、アメリカは彼らの警備費用は支払わない。支払うのは彼らだ!」とツイート。
52万以上の「いいね!」を集め、「招かれてもないのに」「元大統領として生涯シークレットサービスの警備がついているオバマの友人だから、何人か分けてもらえるんじゃない?」「王子はグリーンカード(永住権カード)を持ってるの? パスポートはどうなってるの? ビザは?」「特別優遇が当然と思ってそう」「もう強制送還でいいよ」などとバッシングの声が巻き起こった。
ヘンリー王子とメーガン妃、クリスマスカードが「王室を汚している」
ヘンリー王子とメーガン妃の今年のクリスマスカードが、「あまりにも型破り」だとネット上でバッシングされている。カードのメインである写真は絵画風に加工した画像であるため、顔はぼんやりしていてよくわからず。その上、メーガン妃はあぐらをかいており、「離脱したからといって、英王室の伝統やマナーを軽視するのはいかがなものか」と批判する声が上がっているのだ。
問題のクリスマスカードは、メーガン妃が王室のメンバーだった頃からパトロンとしてサポートしている動物愛護団体メイヒュー(Mayhew)が、「今年も個人的な寄付をしてくれたサセックス公爵夫人からいただいた」とTwitterで公開したもの。
プレイハウス(ミニチュアハウス)の前にしゃがんだヘンリー王子が、1歳になる息子のアーチーを抱き、すぐ横であぐらをかいているメーガン妃がアーチーに手を差し伸べているという「ほほ笑ましい日常の一コマ」をとらえた画像で、メーガン妃が嫁入りした時に手放さなかったほうの愛犬ガイと、2018年8月に夫婦で迎えた譲渡犬プーラの2匹も一緒だ。
画像は、写真をフォトショップで絵画風に加工したもので、3人の顔ははっきりとは見えないユニークなものとなっている。
ネット上では、「昨年の白黒に続き、今年は加工画像か」「離脱したとはいえ、ヘンリー王子は正真正銘の英国王子。あまりにもカジュアルだ」「芝生の上にあぐら……王室を汚している」「どこまでも“特別”な存在でいたいんだろうね」「もったいぶって。アーチーがどんな顔になったか、話題にしてほしいんだろう」となどと批判が噴出。「話題集めに熱心すぎる。フィランソロピスト(篤志家)だと思わせつつ、億万長者を目指しているんだろうね」「2021年も元三流女優のご活躍が楽しみ」などと皮肉る意見も多く出ている。
ヘンリー王子とメーガン妃、米国のインタビュー番組で爆弾発言
現地時間21年3月7日、世界中が注目する中、放送されたオプラ・ウィンフリーによるヘンリー王子とメーガン妃へのテレビインタビュー番組。メーガン妃が自殺願望を抱いたこと、人種差別されたこと、キャサリン妃に泣かされたことなど、ショッキングな発言が相次ぎ、アメリカのセレブたちは同情する声を上げたが、ネット上の反応は冷ややか。「やりすぎ」だとメーガン妃に対するバッシングも起こっている。
英王室を離脱しアメリカに移住後、何かと話題を振りまいているヘンリー王子夫妻。しかし、アメリカ人からはそこまで関心を持ってもらえず、このインタビューで、アメリカでの人気を得るためにメーガン妃が「第2のダイアナ」だとアピールしつつ、歴史に残る強烈な爆弾発言をするのではないかと予想されていた。
メーガン妃はその予想通り、爆弾発言を次々と投下。
アーチーを妊娠中に「もう生きていたくない」と自殺願望を持っていたと告白した時、Twitterには、心療内科の治療さえ受けさせてくれなかった王室に対する非難の声が上がった。さらには人種差別の告白など、盛大に“被害者アピール”したメーガン妃だが、眉をひそめて王室を悪く言いまくる彼女には違和感を抱く人が多かったようだ。
書き込みが1万9,000を超えた「FOXニュース」、1万8,000を超えた英「デイリー・メール」のコメント欄は、「メーガンは“ナルシシスト”で“ソーシャルクライマー(上流階級に上り詰めようとする人)”だという表現がぴったりで笑える」「ダイアナとは立場も性格も、王室を離れた理由も何もかも違う。彼女との不幸比べはもうやめてほしい」「王室に未練たらたら。いつまでも執着してそう」「ウィリアム王子夫妻が気の毒」と、メーガン妃に対するバッシングが巻き起こり、大炎上している。
ヘンリー王子、メーガン夫人による「人種差別」暴露でウィリアム王子と亀裂?
現地時間2021年3月7日に放送されたテレビインタビュー特番で、2歳年上の兄ウィリアム王子との関係には「隙間がある」と激白したヘンリー王子。メーガン妃から「キャサリン妃に泣かされた」「花と一緒に謝罪してくれたから許したけど」という暴露も飛び出し、「自分との関係だけでなく、妻を悪く言われたウィリアム王子はかなり怒っているのではないか」「兄弟仲は、もはや修復不可能」などと心配する声が上がっている。
今回のインタビューで、最も波紋を広げたのは、ヘンリー王子の妻で黒人のクォーターであるメーガン妃が、王室メンバーの誰かから「生まれてくる子どもの肌の色がどれくらい濃いか」を話題にされたという発言だった。放送後、公務で学校を訪問したウィリアム王子は、記者から「王室は人種差別的な家族なのか」と聞かれ、「まったく。人種差別的な家族ではないです」と断言。
「ヘンリー王子とは話しましたか?」という問いには、「まだです。話すつもりですが」と硬い表情で答え、ネット上では「内心怒りまくりだろう」「口なんてききたくないだろうに」と察する声が多数上がった。
メーガン妃の人種差別発言についてだが、司会者のオプラ・ウィンフリーはエリザベス女王とフィリップ殿下ではないと強調。ネット上では、「チャールズ皇太子では?」と推測する声が殺到し、過去にダイアナ元妃を苦しめたカミラ夫人共々バッシングする声が巻き起こり、大炎上。
ヘンリー王子夫妻の結婚式で歌を披露した黒人ゴスペル合唱団が皇太子を擁護する声明を出すという騒ぎになっているが、ウィリアム王子はこのことについて心を痛めているだろうとみられている。
へンリー王子、長女に「リリベット・ダイアナ」と名付け「無礼なのでは」
20年3月末に英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン・マークル夫人のサセックス侯爵夫妻のもとに、現地時間21年6月6日午前11時40分、第2子となる長女が誕生した。リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザーと名付けられたのだが、エリザベス女王にちなんだ「リリベット」という名前が、波紋を広げている。
リリベットは、女王が幼少の頃「エリザベス」と発音できなかったために、祖父のジョージ5世から与えられた“家族だけが使っていたパーソナルな愛称”。 4月17日に執り行われた、女王の夫フィリップ殿下の葬儀で、棺の上に置かれた“女王からの最後の手紙”にも、「リリベット」とサインされていたことで話題になった。
リリベットのミドルネームの「ダイアナ」は、ヘンリー王子の母親の名前。1997年8月に36歳の若さで悲劇的な死を遂げ、当時12歳だった王子は精神的に大きなショックを受け、このことがその後のメンタルヘルスに多大なる影響を与えたと、王子は明かしている。
ネット上では、その名前について「エリザベスやリリーなら理解できるけど、リリベットはあまりにも個人的なもの。無礼なのでは」「ダイアナは予想できたが、リリベットは英王室を意識しすぎ」「オプラ・ウィンフリーのインタビュー特番で、英王室を散々批判したのに……」など、違和感を覚えるという声が続出した。
最愛の夫を亡くし、気落ちしている95歳の女王にとって、11番目のひ孫の誕生が大きな喜びとなったことは間違いない。自分の愛称が新しい世代に受け継がれることを、うれしく思っているはずだと英大手タブロイド紙「デイリーメール」は伝えている。
一方で、英報道番組『グッド・モーニング・ブリテン』は、ヘンリー王子夫妻が6日、「リリベット・ダイアナ」のドメイン名を取得したと報道。今後、娘の名前で新しい財団を立ち上げ、篤志家として名を上げつつ、知名度を生かして大金を得るのでは? という意地悪な見方も出ている。
ヘンリー王子夫妻、「9.11」犠牲者メッセージで「政治問題には首を突っ込むな」
アメリカ同時多発テロから20年を迎えた21年9月11日、ヘンリー王子とメーガン・マークル夫人が運営するアーチウェル財団の公式サイトが、「追悼 2001年9月11日」として、3,000人近い犠牲者の名前をすべて掲載した。
同時多発テロがきっかけとなったアフガニスタン紛争に、英軍隊時代に2度派遣された経験を持つヘンリー王子。そんなことから、事件の被害者への思いはとても強く、遺族のメンタルヘルスを気にかけているものと察することができる。
王子は先月も、米軍の完全撤退、それによって武装勢力タリバンが政権を掌握したアフガン情勢について、「心を痛め、絶句している」と、夫人と連名で声明を発表したばかり。
世界の指導者に向けて「人道的対話を迅速に行ってほしい」と促す言葉もつづったが、英メディアは「王族を名を借りたいなら、政治問題には首を突っ込むな」「絶句してるのによくしゃべる」と痛烈に批判。「いろいろなことに首を突っ込みたがる」と冷ややかに受け止めた人が多かったようだ。
英調査会社「YouGov」が幅広い年齢層の英国人を対象に調査した結果、ヘンリー王子夫妻の好感度は過去にないほど低迷。ヘンリー王子に対する支持率は34%と落ち続け、メーガン夫人に至っては26%まで下落。ヘンリー王子は、性的スキャンダルで支持率わずか6%のアンドリュー王子に次ぐ「嫌われ者プリンス」となっている。
ヘンリー王子、フィリップ殿下1周忌を欠席
英王室を離脱し、妻が生まれ育ったアメリカに移住したヘンリー王子が、21年4月に99歳で逝去したフィリップ殿下の1周忌追悼式を欠席すると代理人を通して発表。
自分と家族に対する英国警察の警備が許可されない限りは帰国しないという強い意思表示であり、これはエリザベス女王に対して「ひ孫に会えなくてもいいのか」という脅しだと批判する声が上がっている。
王子は22年1月、自分と家族のイギリス滞在時に警察の警護はつけないと決定した英政府を不服とし、司法審査を求める訴えを起こした。きっかけは昨年7月にダイアナ妃銅像除幕式に出席するため帰国した際、パパラッチに追われたことだとされており、王子の弁護人は、「アメリカで雇っている民間のセキュリティでは国外だと規制があり、安全が保障されない」「だから警察の警護が必要」だと主張。
「費用は自分で払う」と申し出ているものの、世間からは「警察を金で買うなんてとんでもない!」「王室を離脱したのに特権が欲しいとだだをこねている」と大ひんしゅくを買っている。
また、英大手タブロイド紙「ザ・サン」は、王子がエリザベス女王に欠席の決断を伝えたのは、世間に公表するわずか15分前だったと報道した。
ヘンリー王子に「女王の守護神気取り」と大ブーイング
22年4月、英国の地に降り立ち、エリザベス女王とチャールズ皇太子を電撃訪問したヘンリー王子とメーガン夫人。
その後、米NBC局の朝の情報バラエティ番組『トゥデイ』の独占インタビューに応じたヘンリー王子は、「自分のホームはアメリカ」だと断言し、女王と面会した理由を「(女王が)大丈夫なのか、この目で確認したかった。しっかりと守られているのか、周りにいる側近たちはふさわしい人たちなのを」と説明。
ヘンリー王子は昨年3月にオンエアされたオプラ・ウィンフリーによるインタビューで、女王との関係は良好だが、彼女の側近が面会を阻止すると告白。女王の周りにいる関係者に不信感を持っていることをあらわにしている。
英タブロイド紙「デイリー・メール」は、ジョンソン首相の公式スポークスマンが「女王は大丈夫だと自信を持っている」と断言したと報じ、ネット上ではヘンリー王子の発言について「女王の守護神気取り」「余計なお世話」「女王が一番つらい時にはそばにいないくせに」と批判が続出。また、「ホームはアメリカ」と断言したことで、「英国を捨てたってことだね」との指摘も上がっている。
ヘンリー王子、プラチナジュビリーでブーイングまみれ
22年6月2日から4日間にわたり英国で開催されたエリザベス女王在位70年記念式典プラチナ・ジュビリーで、ウィリアム王子とヘンリー王子に決定的な差がついたと話題になっている。
式典の期間中、ヘンリー王子はネット上でほとんど話題に上がらず。イギリスへ到着すると、「わざわざ環境に悪いプライベートジェットで来なくてもよかったのに」「女王が自分の車と警護する警察官を手配させたそうだけど、当然だと思ってそう」などと陰口を叩かれてしまった。
また、プラチナ・ジュビリーでロイヤルファミリーが勢ぞろいするバッキンガム宮殿のバルコニーに登場するのは、「女王と、女王の代理として公務に就いている王族メンバーのみ」とされるため、ヘンリー王子夫妻の姿はなかった。
翌日のサンクスギビンの感謝礼拝には参列したヘンリー王子夫妻。しかし、セントポール大聖堂の外に集まった人々からは歓声と共に大きなブーイングが巻き起こり、ヘンリー王子の表情はこわばった。
この礼拝は生中継され、ヘンリー王子夫妻はチャールズ皇太子夫妻やウィリアム王子夫妻ら王室最上級メンバーとは中央通路を挟んだ遠く離れた位置に着席。王室から冷遇されていると感じたのか、ヘンリー王子の表情は最後まで硬いままだった。
プラチナ・ジュビリー前にウィリアム王子と和解したと一部で報道されたが、礼拝堂で2人が言葉を交わすことも、視線を合わせることもなかった。
ヘンリー王子、エリザベス女王との「写真撮影」許されず
22年6月2~5日に開催された、エリザベス女王在位70年を記念する式典「プラチナ・ジュビリー」に、遠路はるばるアメリカから出席したヘンリー王子一家。
超高齢の女王を祝福し、“家族”としてかけがえのない時間を過ごすことが目的だったものの、一家が女王に面会できた時間はわずか15分。さらに、「家族の絆」が感じられる写真や映像の撮影は許されなかったという。
ヘンリー王子は、4月にメーガン夫人を連れて女王を電撃訪問。今回のプラチナ・ジュビリーにも、長男と昨年生まれた長女を連れてプライベートジェットでイギリスに戻ってきた。
今回の最大の目的は、プラチナ・ジュビリーの期間中に1歳の誕生日を迎える長女リリベット・ダイアナと「リリベット」という愛称を持つエリザベス女王との「感動の初対面」をカメラに収めることだろうとみられていた。しかし、英大手タブロイド紙「ザ・サン」は、ヘンリー王子とメーガン夫人、リリベットと3歳になる長男アーチーが女王と面会できたのは、わずか15分だったと報道。写真や映像の撮影は許されなかったと報じた。
王室や王族は2人に対して嫌悪感を抱くだけでなく、非常に警戒しており、できるだけ関わらないように交流を避けているものと推測される。孫や弟とはいえ、女王や未来の王がそう簡単に心許すわけはないということなのだろう。
英王室のスキャンダル