ヘンリー王子夫妻が忘れ去られる日も近い?

ヘンリー王子夫妻、失笑とブーイングの的に! プラチナ・ジュビリーでウィリアム王子夫妻と決定的な差

2022/06/07 19:20
堀川樹里(ライター)
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明暗くっきりのウィリアム王子とヘンリー王子(写真/Getty Imagesより)

 6月2日から4日間にわたり英国で開催されたエリザベス女王在位70年記念式典プラチナ・ジュビリーで、ウィリアム王子とヘンリー王子に決定的な差がついたと話題になっている。



 2020年3月に王室を電撃離脱したヘンリー王子が、メーガン夫人と長男アーチー、アメリカ生まれの長女リリベットを連れてイギリスに戻ってくるということで、この一家が注目の的になるだろうとみられていた今回のプラチナ・ジュビリー。



 しかし、ふたを開けてみれば、話題をさらったのはウィリアム王子の3人の愛くるしい子どもたちと、子どもたちを温かい目で見守るウィリアム王子、そしてヤンチャなルイ王子に手を焼くキャサリン妃だった。



 以前から人気があるウィリアム王子とキャサリン妃だが、今回、彼らの安定感は揺るぎないものだと多くの人が認識。典型的なおぼっちゃまでどこか抜けていると陰口を叩かれることが多かったウィリアム王子だが、王位継承順位第2位にふさわしい王子へと立派に成長したと、国民は安心したようだ。



 6月4日の日中、ウェールズのカーディフ城を訪問したウィリアム王子とキャサリン妃が、サプライズでジョージ王子(8)とシャーロット王女(7)を同行させたことも好感度を爆上げする要因となった。王子と王女は退屈そうな表情を見せることなくイベントに参加。はにかみながら地元の人々と握手や会話を交わすなど、立派に公務をこなし、世間は「ウィリアム王子一家がいる限り、王室は安泰」という印象を抱いたのだ。




 同日夜にバッキンガム宮殿前で開催された祝賀コンサートにおけるウィリアム王子のスピーチも、感動的なものだったと称賛されている。女王をたたえつつ環境保護を訴える内容で、宮殿へと続く道を埋め尽くした王族ファンから「We love You!!!」という叫び声が上がり、Twitterでも「我々の未来の王」と絶賛するツイートが投稿された。



 一方で、ヘンリー王子はほとんど話題に上がらず。イギリスへ到着すると、「わざわざ環境に悪いプライベートジェットで来なくてもよかったのに」「女王が自分の車と警護する警察官を手配させたそうだけど、当然だと思ってそう」などと陰口を叩かれてしまった。



 ヘンリー王子とメーガン夫人は、今年4月にオランダで開催されたインヴィクタス・ゲームに向かう途中、イギリスを訪れ、女王と面会。その直後、プラチナ・ジュビリーでロイヤルファミリーが勢ぞろいするバッキンガム宮殿のバルコニーに「ファミリーだから」招待されたと報道されたが、5月上旬、王室報道官はバルコニーに登場するのは「女王と、女王の代理として公務に就いている王族メンバーのみ」と発表。ヘンリー王子夫妻はこの条件を満たしていないため、プラチナ・ジュビリー開幕日、バルコニーに彼らの姿はなかった。

フォト・ストーリー エリザベス二世