サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」川村エミコは本当に運が悪いのか? コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 『上田と女が吠える夜』たんぽぽ・川村エミコの自虐ネタに考える、「運のいい/悪い」を決めるもの 2022/08/11 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 川村エミコはスタッフから軽んじられている? 『上田と女が吠える夜』にゲスト出演していたいとうあさこも、川村サンについて「一緒にロケに行っても、みんな(衣装)が長袖のTシャツなのに、エミコだけ半袖」「みんながはく、ももひきみたいなのがあるんだけど、エミコのだけ入ってない」など、彼女の「ちょっとした運の悪さ」を指摘していた。 しかし、これは本当に運の問題なのだろうか。みなさんがテレビの制作者となり、出演するタレントに衣装を用意すると想像してみてほしい。その際に、絶対にミスをしないように心がけるのは、キレやすい人とキレない人のどちらだろうか。おそらく、ほとんどの人がキレやすい人に対して万全の体制で臨むはずだ。 仕事とはいえ、川村サンのように「運の悪さ」を面白おかしく喧伝すると、周囲に「運が悪い自分を受け入れている」と受け止められ、「運が悪い人として扱ってよい」と間違ったメッセージとなることがある。川村サンがそこでキレるタイプでないため、「ミスしてもあいつなら大丈夫」と結果的に軽んじられていく可能性はあるだろう。このようにして、運が悪いネタが増えると、ますます「自分は運が悪い」という思い込みは強くなっていくわけだ。 「自分は運が悪い」と思い込んでしまうと、「きっとうまくいかない」と不安になってミスを誘発し、さらには周りからも軽んじられ、その結果、どんどん自分に自信がなくなるので、注意が必要といえるだろう。川村サンは「運が悪い話」を仕事に生かしているからいいと思うが、一般の方は過度の思い込みに注意していただきたいものだ。 『上田と女が吠える夜』今もなお「結婚で女の友情が崩れる」エピソードが出てくるワケ 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今...サイゾーウーマン2022.06.30 『上田と女が吠える夜』馬場ももこの女子アナ妬みトークが「ヘタクソ」だと思ったワケ羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 ...サイゾーウーマン2022.06.02 日テレ『上田と女が吠える夜』に感じた、人を叩きすぎない配慮――若槻千夏の“塩梅”に感嘆したワケ 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今...サイゾーウーマン2022.01.13 前のページ123 仁科友里(ライター) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 記事一覧 X:@_nishinayuri 最終更新:2022/08/11 21:00 Yahoo たんぽぽ 運が悪かったら、日テレゴールデンのバラエティに出てないと思うわ 関連記事 『上田と女が吠える夜』今もなお「結婚で女の友情が崩れる」エピソードが出てくるワケ『上田と女が吠える夜』馬場ももこの女子アナ妬みトークが「ヘタクソ」だと思ったワケ日テレ『上田と女が吠える夜』に感じた、人を叩きすぎない配慮――若槻千夏の“塩梅”に感嘆したワケおぎやはぎ・矢作兼、小倉優子の元夫に苦言――「人を見抜く目がある」と自信満々な人に思うこと漫画家・東村アキコ、お笑いプロ社長のいま――売れない芸人を養分にする“スター”の特性 次の記事 Aぇ! group、ジャニーズWESTの東京ドーム公演で「特別扱い」「ゴリ押し」と批判高まる >