【サイジョの本棚・打ち合わせ編】

A.B.C-Z・戸塚祥太の愛読書『人間』読んでみたら、ジャニーズJr.時代の“坊主”姿を思い出したワケ

2022/07/31 11:00
保田夏子

A.B.C-Z・戸塚祥太の愛読書と、おすすめしたい1冊

『人間』(角川文庫/著:又吉直樹)※文庫版がおすすめ!

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『人間』(角川文庫/著:又吉直樹)

 大人になっても青春は、痛い。38歳の誕生日に1通のメールが届いた。呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き――。

「神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに」。

 何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、上京以降20年の歳月を経て永山が辿り着いた境地は? そして「人間」とは? 又吉直樹の初長編小説に、単行本では描かれなかった新たなエピソードを加えて待望の文庫化。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社/著:本谷有希子)

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『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社/著:本谷有希子)

 「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」――。女優になるために上京していた姉・澄伽(すみか)が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深(きよみ)への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために……。

最終更新:2022/07/31 11:00
す〜ぐ影響受けるとっつーの素直さを讃えたい