サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿中学受験「新タイプ入試」体験談 コラム “中学受験”に見る親と子の姿 過酷な中学受験はさせたくない! 教育ママに育てられた母が、娘と挑んだ「新タイプ入試」の結末 2022/07/24 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験ための拘束生活には反対――そんな時知った新しい入試制度 「私はあまり勉強が得意なタイプではないんです。でも、母は長時間勉強すれば、誰でもが御三家クラスの学校に行けると信じ込んでいたようなふしがありまして、塾から帰って来てからも、その日出された宿題が終わらなければ寝かせてもらえないという日々でした。基礎問題を間違えようものなら、定規で叩かれるということも頻繁にありましたね」 そんな過去がありながらも、なぜ留美さんは、娘の絵美里さんを中学受験させたのだろうか。 「結局、私は御三家ではないものの、母が満足できるラインの学校に運良く受かりました。そこでの6年間はとても楽しく、この学校に入れてよかったと、心から思っています。ただ、中高一貫校の教育には素晴らしいものがあるとは思う一方で、中学受験のための拘束生活には、どうにも反対なんです。娘には私のような思いはしてほしくない、でも、一貫校の教育は受けさせたいという相反する気持ちがありました。そんな時です、新タイプ入試という制度があるというのを知ったのは!」 次のページ 中学受験の入試では「動物との愛ある日常」をプレゼン 前のページ123次のページ 楽天 中高一貫校・高校 大学合格力ランキング 2023年入試版(ダイヤモンド・セレクト 2022年 8月号 [雑誌]) 関連記事 PTA役員の子は「公立中高一貫校で優遇される」……中学受験の都市伝説を信じた母の回顧「母親が専業主婦」は中学受験に有利!? 息子が塾で“クラス落ち”、仕事を辞めた母の思い中学受験に「繰り上げ合格」した子はその後、落ちこぼれるのか? “補欠野郎”と呼ばれた息子赤ちゃんの頃から「中学受験するの?」……文教地区で小1から入塾、5年間頑張ったのに「息子が退塾したワケ」いじめが原因で中学受験! 人生をガラリと変えた「偏差値40台」の中高一貫校とは