[ドラスト・ヘア用品レビュー]

元美容師が“買わない”ヘアアイテム5選! 「絶対に使わない」と言い切るシャンプーも!?

2022/07/09 21:00
AKKO(ライター)

ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

 今回は、元美容師のAKKO氏が「買わない」ヘアアイテムを紹介。成分や使い勝手などの面から、あえて使わない商品を5つ挙げてもらいました!

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写真ACより

元美容師が買わないヘアアイテム:その1「硫酸系シャンプー」

 これまで、同連載でたびたび“ガッカリ商品”として紹介してきたのが、硫酸系シャンプーです。「高級アルコール系シャンプー」と呼ばれることもありますが、髪の毛や頭皮に有害な成分が含まれる商品も多いため、私は絶対に使いません。

 硫酸系シャンプーは、「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウリル硫酸ナトリウム」を配合している場合が多いです。これは“界面活性剤”という洗浄成分の一つなので、洗浄効果が高く泡立ちもいい。しかし、刺激が強い成分なので、特に敏感肌の人が使い続けた場合、かゆみやフケ、抜け毛等の症状に悩まされ、皮膚科に通うことになった事例もあるほどです。

 頭皮がこういった状態になってしまうと、髪の毛も痩せ細り、ハリやコシを失うことにもなりかねません。美髪を手に入れたければ、硫酸系シャンプーの使用は避けたほうが無難だと思います。


元美容師が買わないヘアアイテム:その2「リンスインシャンプー」

 1本でシャンプーとリンスを同時に行えるリンスインシャンプーは、“ズボラ”な方にはもってこいのアイテムですよね。しかし、メリットは「時短」「シャンプーとリンスをバラバラで購入するよりは安価」ぐらいで、決して髪の毛や頭皮にとってプラスにならないため、私は使用しません。

 シャンプーとリンスを単体で使用する時に比べて、リンスインシャンプーを使った後は「きしみ」が起きやすいです。特に、ダメージ毛の方が使用すると、ますます指通りが悪くなり、切れ毛の原因にもなってしまいます。

 日常の使用にはおすすめしないものの、旅行時の荷物削減や、病気療養中、災害時などの緊急事態には大活躍する商品ですよね。なので、時と場合に応じて活用するならアリでしょう。

元美容師が買わないヘアアイテム:その3「ヘアブラシアイロン」

 ヘアセットとブローが一度にできる便利アイテムですが、ほとんどの美容師は手にしたことがないと思います(笑)。私は使ってみたことがありますが、ブロー後のツヤやサラサラ感だけでなく、セット力もほとんどなく、「中途半端な商品」という感想でした。

 そして何より、髪の毛にダメージを与えてしまうことが心配。美容師がブローをする際に気をつけていることは、熱を直接髪に与えないことです。しかし、ヘアブラシアイロンは直接髪の毛に熱を加えるため、知らぬ間にダメージを与え続けてしまいます。


 とはいえ、ヘアブラシアイロンは時短アイテムとして優秀なのも確か。使用する前にあらかじめ丁寧にブラッシングを行い、髪の毛に熱を当てすぎないように素早くセットすれば、ダメージを最小限に抑えられますよ。

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