『フルハウス』ステファニー、中絶の権利規制デモをSNSで公開――警棒で女性を殴る映像も
『フルハウス』のステファニー役で知られるジョディ・スウィーティンは、25日にロサンゼルスの高速道路上で行われたデモに参加。行く手を阻む警察官の中を突き進もうとして、押し返され、派手に転倒。コンクリートの道路に体をたたきつけられた瞬間の動画がデモ参加者によりネット上に拡散され、「平和裏なデモの参加者に、警察官がひどい暴行を加えている!」と非難する声が上がった。
ジョディは自身のインスタグラムにもその動画を投稿。ほかにも、デモに参加した女性参加者の自転車を警察官が無理やり奪おうとしてもみ合う様子、デモに参加する女性を警棒で殴ったりしている様子などをストーリーに公開し、代理人を通して「私たちの声が届くまで(デモ活動などの)アクティビズムを続ける」「自分たちの権利のために、私たちは戦い続ける」と宣言した。
また、女優のビジー・フィリップスはSNSの多数のフォロワーを通じて、中絶に関する情報や費用を援助する団体の情報を拡散しようと働きかけている。
連邦最高裁が下した今回の判断では、中絶を禁止するかどうかは各州の立法の判断に委ねられることになる。リベラル派の多いカリフォルニア州やマサチューセッツ州は中絶の権利を認める判断をするとみられており、これがきっかけでアメリカの分断が加速するのではと懸念されている。
5月の草案リークした直後に全米各地で行われた抗議デモには、歌手のシンディ・ローパー、女優のミラ・ジョヴォヴィッチやローラ・ダーン、クリスティー・ターリントン、ジュリア・ルイス=ドレイファスや、若い層に人気のダヴ・キャメロンらが参加し、大きなニュースとなっていた。
今後、全米各地で活発化するであろうアクティビズムには、この時を超える多くのセレブたちが参加するだろうと注目を集めている。