カルチャー
【サイジョの本棚・打ち合わせ編】
加藤シゲアキの「人生を変えた1冊」読んでみた! NEWSの運命が変わっていたかもしれない言葉も
2022/06/26 11:00
『寝ながら学べる構造主義』(文藝春秋/著:内田樹)
現代思想の代表といわれる「構造主義」。解説書を手にとれば、そこには超難解な言い回しや論理の山……。そんな挫折を味わった、「本物の初心者」に向けた構造主義入門書。フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンといった構造主義の主唱者たちは、要するに何が言いたかったのか、そもそも構造主義が生み出された背景には、どんな思想家たちの系譜があったのか。「思想の整体師」の異名をもつ著者による解説書決定版。
『政治学者、PTA会長になる』(毎日新聞出版/著:岡田憲治)
小学生の保護者たちの胸をざわつかせる「PTA」の存在。そんな場所にうっかり義憤に駆られて、政治学者が踏み込んだら……? PTAを見てみたら浮かび上がってきた、「スリム化」を阻むものの正体、「やめよう!」が言えない大人たち、「廃止」が必ずしもベストではない事情……。そして、コロナで学校が閉ざされた時、PTAが果たした役割とは? 今の時代に合うPTAの形とは、続ける意味とは何か? 身近な自治の場「PTA」での著者の1,000日を通じて考える、私たちの「自治」の話。
最終更新:2022/06/26 11:00