サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュータン溜め続ける義母現る「婦人公論」 カルチャー [女性誌レビュー]「婦人公論」2022年6月号 オムツやタンまで収集する義母……断捨離どころか“溜め込む”「婦人公論」読者の声 2022/05/28 21:00 島本有紀子(ライター) 女性誌レビュー婦人公論なべやかん 「婦人公論」2022年月6月号(中央公論新社) 「婦人公論」(中央公論新社)の6月号が発売になりました。今月の特集は「今の自分にちょうどいい暮らしの整え方」。「自分」「ちょうどいい」「暮らし」「整え方」と、「婦人公論」の好むワード4点てんこ盛りです。この4ワードを組み合わせていくと、誰でも「婦人公論」らしいタイトルを付けられるのでは? と思い立ち、いくつか考えてみました。「暮らしを整えてちょうどいい自分に」「ちょうどいい自分と暮らしの整え方」「自分を整えるちょうどいい暮らし方」――。みなさんも挑戦してみてください。 そんな安定感ある「婦人公論」、さっそく今月号の中身を詳しく見ていきましょう! <トピックス> ◎今の自分にちょうどいい暮らしの整え方 ◎読者体験手記「溜め込んでますが、何か?」 ◎池江美由紀 娘・璃花子を育んだ「夢を叶える」メソッド 断捨離は「77歳でギリギリ」説 まず見ていくのは特集「今の自分にちょうどいい暮らしの整え方」。「ちょうどいい暮らしの整え方」とは具体的にどういうことなのでしょうか。前文によれば「モノを減らすことが絶対条件ではないけれど、手放せずに容量オーバーになれば、息苦しさや苛立ちを感じてしまうのは間違いありません」とのこと。つまり、要約すると“断捨離しよう”ということのようです。 実例として登場しているのは、女優・岩下志麻、エッセイスト・中山庸子、女優・中原ひとみなど。岩下志麻は3年半前の自宅リフォームを機に“整えた”そう。「断捨離をしていたら、小学生の娘と交わした手紙が出てきた」などの“整えあるある”も披露しています。 さらに、読み進めて知ったのは“高齢になると断捨離はキツイらしい”という点。中山氏は「片づけには気力と体力が必要ですからね。60代半ばに生活を縮小しておいて正解だった」。中原ひとみも「モノを減らすのも引っ越しをするのも、77歳という年齢が、体力、気力、ともにギリギリだったと思います」と話しています。とにかく体力と気力があるうちに断捨離しよう! というのが「婦人公論」世代の「ちょうどいい暮らしの整え方」のようでした。 次に見ていくのは、読者体験手記のコーナー。投稿テーマは「溜め込んでますが、何か?」。岩下志麻らのような整えが進まない読者の生の声が、切実です。 次のページ 夫のオムツ、吐いたタンまで収集する義母 12次のページ 楽天 婦人公論 2022年 06月号 [雑誌] 関連記事 こんまり、「婦人公論」対談で覗かせた”金になる仕事”へのするどい嗅覚石田純一、「無言」で対談に現る! 東尾家の闇の深さが垣間見える「婦人公論」の親子特集97歳の看護師に104歳の理容師! 「婦人公論」90代でも働く高齢者に見るツライ将来三田佳子、人生初「やよい軒」の感激を語る! 「婦人公論」幸運特集に漂うのは自己啓発セミナー感?徳光和夫「AKBの1人や2人は妊娠させられる」発言を「婦人公論」で釈明! 「妻に感謝」節に漏れるヤバさ