荒れる春ドラマ

嵐・二宮主演『マイファミリー』一人勝ちの異常事態! 『元彼の遺言状』『未来への10カウント』『金田一少年』話題ドラマ1ケタ陥落の原因は?

2022/05/14 15:00
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 各局の春ドラマが続々と折り返し地点を迎えつつある中、5月15日に嵐・二宮和也主演の『マイファミリー』(TBS系)第6話が放送される。同ドラマは初回世帯平均視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進後、2ケタ台をキープし、5月8日放送の第5話も12.0%を記録。一方、業界内では「今期のゴールデン/プライム帯連続ドラマは『マイファミリー』以外、すべて視聴率1ケタ台という異常事態」(テレビ誌ライター)だと、話題になっているようだ。

 TBSの“看板”ともいえる「日曜劇場」枠で放送中の『マイファミリー』は、ゲーム会社社長・鳴沢温人(二宮)とその妻である未知留(多部未華子)の娘・友果(大島美優)が誘拐される事件から物語が展開するミステリー作品。公式サイトでは“ノンストップファミリーエンターテインメント”を掲げており、ネット上でも「どんどん面白くなって、目が離せない」「今一番、続きが気になるドラマ」などと盛り上がっている。

「ミステリードラマは、昨今のテレビ業界の流行に則っていますし、主演の二宮は“ジャニーズ俳優”の中でも一目置かれる演技派ですから、『マイファミリー』の現状は期待通りというところ。一方で、今期、前評判の段階で低視聴率を予想されていた連ドラもあり、例えば今田美桜主演の『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)や土屋太鳳主演の『やんごとなき一族』(フジテレビ系)などは、やはり初回から1ケタ台となりました。しかし今期の場合は、『マイファミリー』と同じように期待されていたにもかかわらず、視聴率不振が取り沙汰されている作品も多いんです」(同)

 そんな“期待外れのドラマ”の1つに挙げられるのは、フジテレビ系「月9」枠で綾瀬はるかが主演中の『元彼の遺言状』だ。

「『元彼の遺言状』は、作家・新川帆立氏の同題ミステリー小説(宝島社)の実写版。敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)が亡くなった恋人・森川栄治(生田斗真)の遺産を手に入れるため、栄治の友人・篠田敬太郎(大泉洋)と共謀していくストーリーです。綾瀬といえば、これまで“視聴率女王”ぶりを発揮してきた女優ですし、フジの『月9』も一時は衰退していましたが近年は好調だったため、『元彼の遺言状』も高視聴率は確実とみられ、実際に初回は12.1%と好発進を遂げました」(芸能プロ関係者)


 しかし、第2~3話で同率10.3%をマークすると、第4話で9.0%と1ケタ台に転落。最新の第5話では8.6%と、さらに後退してしまった。

「ネット上では当初から『展開が早すぎて脚本が雑な印象』『原作の良さが台無し』などと言われていて、早々に視聴者が離れてしまった模様。そもそも、ドラマの公式サイトで『原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく』とアピールしていたことも、原作ファンの反感を買っていました」(同)

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