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なにわ男子・道枝駿佑の“演技力”を演技講師が解説! 『金田一少年』初回、岩崎大昇と息ぴったりも上白石萌歌とは……

2022/05/05 13:00
秋草瑠衣子
なにわ男子・道枝駿佑の演技力を演技講師が解説! 『金田一少年』初回、岩崎大昇と息ぴったりも上白石萌歌とは……の画像1
王子様キャラの道枝(C)サイゾーウーマン

 日本テレビが誇る大人気ドラマシリーズ『金田一少年の事件簿』の連ドラ最新作が4月24日にスタートした。

 過去には、KinKiKids・堂本剛(初代)、嵐・松本潤(2代目)、KAT-TUN・亀梨和也(3代目)、Hey!Say!JUMP・山田涼介(4代目)が演じてきた主人公の金田一一役だが、今回、5代目・金田一に抜てきされたのは、同作が連ドラ単独初主演となる、なにわ男子の“みっちー”こと道枝駿佑。このほかに、 金田一の幼馴染・七瀬美雪役の上白石萌歌、剣持勇警部役の沢村一樹、ミステリー研究会の後輩・佐木竜太役のジャニーズJr.内ユニット・美 少年の岩崎大昇らが出演する。

 道枝といえば、2017年4月期の同局で『母になる』、沢尻エリカ演じる主人公の息子役でドラマデビューを飾り、以降、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、長瀬智也主演『俺の家の話』(TBS系)など、数々の話題作に出演。さらに、今年7月には初主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の公開も控えている。

 そんな道枝の演技には、どんな特徴や魅力があるのだろうか。現在、「エイベックス・アーティストアカデミー」のシアター総合コースディレクターとして演技講師も務める演出家で俳優の秋草瑠衣子氏に、4月24日に放送された『金田一少年の事件簿』の第1話を見た上で、気になる点を挙げてもらった。

『金田一少年の事件簿』道枝駿佑&岩崎大昇のシーンは「息ぴったり」

 ケータイすら珍しかった時代に発表された原作を、現代風にアレンジしながら役作りをするのは、なかなか難しそうだと感じました。そもそも、私の中でも堂本さんが1990年代に演じた初代・金田一のイメージが強いのですが、現代の金田一は放送コンプライアンスを重視して“下心を覗かせない”“軽々しくナンパしない”といった、現代風の設定になっているように感じます。そこに道枝さんの持ち前の線の細さや繊細な美しさがプラスされ、今シリーズは“ちょっと上品な金田一”に生まれ変わったという印象でした。


 細かく見ていくと、まず主人公が「金田一一です」と自己紹介する冒頭の登場シーン、道枝さんの華のある爽やかさに驚きました。道枝さんはお顔のパーツがはっきりしているので、全体的に表情の変化がわかりやすく、その変化のさせ方も的確。声質も良く、言葉の一つひとつが聞き取りやすかったです。その後の、用務員室でお説教されているシーンの“悪戯っぽい表情”と“自然な演技”も見事でした。

 さらに、岩崎さんとのシーンは、1話目から早速息ぴったり。シーンが安定していて、視聴者を推理や物語に引き込んでいたと思います。一方で、上白石さん演じる美雪とは、幼なじみにしてはまだ少しぎこちないような空気感に見えたので、これからもっと、あうんの呼吸の2人になれるように頑張ってほしいです。

金田一少年の事件簿30th(1)限定版