酒乱vs銭ゲバの手に汗握る攻防だったのに!

ジョニー・デップとアンバー・ハード、泥沼離婚劇には「裏がある」!? 今振り返る、裁判の一部始終

2022/05/18 19:30
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 世界で実際に起きた衝撃の事件にまつわるミステリーを推理するバラエティ番組『ワールド極限ミステリー』(TBS系)。5月18日の放送は、“慰謝料総額195億円”となったジョニー・デップとアンバー・ハードの泥沼離婚裁判が取り上げられる。

 映画『ラム・ダイアリー』(2011年)での共演をきっかけに、交際を始めたというジョニーとアンバー。その後、14年に2人は婚約し、翌15年には挙式も行ったが、16年にアンバーから離婚を申請したことが明らかに。アンバーは、ジョニーからドメスティック・バイオレンス(DV)を受けていたと主張し、裁判所に離婚を申し立てた際には、顔に青アザができた自身の“証拠写真”も提出していた。

 結果的に、この裁判はジョニーの敗訴で幕を閉じた。しかし現在、ジョニーはアンバーを名誉毀損で訴えており、再び2人の泥沼裁判に注目が集まっている。

 なかなか“決着”がつかないジョニーとアンバーの騒動だが、16年に離婚騒動が勃発した際、世間は2人の姿をどう見ていたのだろうか? 『ワールド極限ミステリー』の放送に合わせて、当時に公開した記事を改めて掲載する。
(編集部)


突如終止符が打たれたジョニー・デップの泥沼離婚劇に、ネット上では「裏がある」という意見が多数

ジョニー・デップとアンバー・ハード、泥沼離婚劇には「裏がある」!? 今振り返る、裁判の一部始終の画像1
泥沼裁判を続けるジョニー・デップとアンバー・ハード(Getty Imagesより)

 「史上最も醜い離婚劇の1つ」と世界中の注目を集めていたジョニー・デップとアンバー・ハードが、突然離婚に合意したと発表した。


 2011年に公開された映画『ラム・ダイアリー』での共演がきっかけで、恋に落ちたとされるジョニーとアンバー。12年6月、ジョニーは14年間連れ添い、2人の子どもをもうけた歌手のヴァネッサ・パラディと別れ、直後からアンバーとの交際を公に。14年1月に婚約し、4月には男なのに婚約指輪をはめたジョニーが、インタビューで「子どもは100人ほしい」と上機嫌に子作り宣言。15年2月にジョニーが所有するバハマの島で結婚式を挙げ、めでたく夫婦になった。

 一部タブロイド誌で、「アルコール依存症のジョニーを、アンバーがフォローしきれなくて困っている」と報じられたが、2人はどこに行くにも一緒で、夫婦円満をアピール。15年6月に、税関で申告せずに愛犬を持ち込んで、オーストラリア農相から大目玉をくらった際には2人結束して文句を言い、「似た者夫婦」「同じ価値観で幸せそう」と呆れられたものだった。この件に関して、2人は今年4月17日に謝罪ビデオを公開。その後、一緒にいるところを目撃されることがなくなり、5月25日になんの前触れもなく、離婚報道がなされた。

 報道によると、長年闘病を続けていたジョニーの最愛の母親が同月20日に81歳で死去し、その3日後にアンバーが離婚を申請したことが明かされ、アンバーが嫁姑の関係に苦しんでいたという臆測が流れた。

 が、この離婚劇はすぐに急展開を見せた。27日に顔に青タンを作ったアンバーが裁判所に現れ、ジョニーに対する接近禁止命令を要求。「21日に暴れたジョニーに携帯電話を投げつけられ負傷した」「薬物とアルコール依存症のジョニーからずっと心身的な虐待を受けていた」と主張し、マスコミは「ジョニーはDV男だった!」と色めき立った。これに対して、ジョニーの娘や最初の妻、そしてアンバーのために捨てられたとウワサされているヴァネッサまでも「ジョニーはDV男じゃない」と擁護する声明を発表。アンバーが離婚申請時から高額の配偶者手当を求めていること、27日にはくっきりあった顔のあざが28日にはきれいに消えていたことなどから、「アンバーは銭ゲバ女」「金目当てでジョニーと結婚した」と叩かれるようになった。

 世間からは「婚前契約を結んでいなかったジョニーが甘かった」という声も上がったが、ジョニーは全米でも指折りの敏腕弁護士を雇い、8月6日に予定されていた宣誓証言で、アンバーを徹底的に叩き潰すつもりだったと伝えられている。が、アンバーがその手に引っかかるわけはなく、ジョニー側が提案した前日の話し合いを拒否し、しかも宣誓証言当日は遅刻。さらに「ジョニーの弁護士から、突然示談の申し込みがあったので、宣誓証言はなくなった」という報道が流れた。


 この報道にジョニーの弁護士は驚き、「アンバーは遅刻した上で、泣くわ叫ぶわした挙げ句に拒否したので、宣誓証言できなかったのだ」と大激怒。15日、16日に予定されている裁判では、さらにドラマチックな展開になるのではと、マスコミは色めき立った。

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