「元極妻」芳子姐さんのつぶやき128

大ヒット映画『ヤクザと憲法』の親分が引退で騒然! 元極妻が考える「反社脱退後の人生」

2022/03/27 16:00
待田芳子(作家)

脱退者の支援は急務

 大きなお世話的に考えると、『ヤクザと憲法』ファンは「かっこいい不良の川口さん」が好きなんだと思いますが、川口氏はこれからも「かっこいい元不良の川口さん」でいけるでしょうね。過去にご本も出されていますから、作家デビューもアリかもです。

 問題あるとすれば、「みなし暴力団員問題」ですね。川口会長の地元・大阪府の暴排条例では、暴力団員の「定義」を「暴力団員又は暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者をいう」(第二条第三項)としています。

 つまり今年から5年間はカタギさんじゃないのです。この5年間をどうやって生きろというのか、本当に意味わからない条例ですが、やっぱり批判があるようで、警察庁が2月1日付で各都道府県警に「元組員の預貯金口座開設の支援」を指示したそうです。 

 「元組員を雇い入れる協賛企業に就職し、面談などで組織から決別したと判断できた場合には、警察が金融機関に連絡して説明したり、暴力追放運動推進センター職員が口座開設の申し込みに同行したりする」そうですよ。

 それより条例から「5年しばり」を取ればいいだけですし、そもそもこんな条例いらないんですが、古希に近い川口氏はまだまだお若くてお元気そうですし、今後も注目です。


待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2022/03/27 16:00
極姐2.0 ダンナの真珠は痛いだけ 待田芳子/著
再出発に注目