美容・健康
アラフォー歯科矯正やってみた【後編】

アラフォー歯科矯正、失敗か!? 恐怖の「歯間スカスカ」生活でも……やってよかった大満足!

2022/03/05 17:00
石徹白未亜(ライター)
写真ACより

 芸能人は歯が命。ホワイトニングはもはや当然、いまは歯科矯正までが芸能人の身だしなみになっているようだ。千鳥のノブやEXIT・兼近大樹も歯科矯正を行い、整った歯を見せている。兼近はマウスピース矯正装置の一つである「インビザライン」で矯正していたようで、元モーニング娘。の飯田圭織も自身のブログにインビザラインの治療中と書いている。

 一般人である著者も、この度24万円をかけてマウスピース矯正を行った。上記芸能人とは別の、お手頃なマウスピース装置「キレイライン」を使った矯正だが、アラフォーの大人といえど不安になったり暗い気持ちの日々を過ごすこともあった。

 そんな歯科矯正について、よかったこと、不安だったことも含め伝えていきたい。

▼前編▼

マウスピース矯正、失敗!? とにかく不安だったこと

 前回の最後で、歯を動かすスペースの確保のため、歯科医から下記の2択を迫られたと書いた。

・マウスピースと重ねて使う「拡大床」を装着:8万円
・歯を削る:3,000円

 そして私は、安さにつられて軽い気持ちで「歯を削る」を選択した。こちらは少々うろ覚えになるが、上の歯1本と、下の歯3本、それぞれ歯の両脇を削った記憶がある。削る幅は歯科医師によると「コピー用紙の厚みくらい」とのことで、数ミリにも満たないだろう。

 歯を削ったあと鏡を見ると、確かに「ちょっと隙間がある」程度だった。しかしその後、マウスピースが新しいものになると(前編参照)、下の歯の間隔が、日に日に開いていっているように見えるのだ。

 実際、毎日使っている歯間ブラシの入りほうも、削った歯の歯間は全然食い込むことなく、歯茎まですとんと落ちる感じが日に日に強まっていく。

 「歯科医院を信じろ」と思いつつ、鏡を見るたびに「どう見ても、この間より歯間があいてる、気のせいじゃないと思う」と、不安をあおられる。思わず「歯科矯正 失敗」と検索しブログを読んでしまう暗い日々が続いた。

 キレイライン矯正中は3週間毎に歯科での受診を行うが、この「歯間問題」に気づいた最初の受診では、もしかしたら私の気のせいかな、気にしすぎかな、と言い出しそびれてしまった。

 だが、その後3週間で歯間はさらに広がり続け、「もうこれは絶対に気のせいではない!」と確信して、ついに歯科医師に伝えた。

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