「元極妻」芳子姐さんのつぶやき126

「YouTuber組員」が覚醒剤で逮捕! 元極妻が考えるヤクザの「表現の自由」

2022/02/27 16:00
待田芳子(作家)

合法的なシノギができないから違法に手を出す

 それで思い出すのは、トシがばれますが、1997年の「京都『ヤクザ』ホームページ削除事件」ですね。

 京都市が出資するインターネットプロバイダのサイトから暴力団員とされる男性が、「筆者はヤクザである」「ヤクザは偏見に満ちた暴対法によって暴力団とのレッテルを張られている」などと発信したことを朝日新聞などが報じて問題になり、最終的には男性が自主的にサイトを削除したのですが、これについて宮崎学さんがご自身のサイトで「意見は自由なはずなのに、発言できる人としてはいけない人があるのか」と批判するなど波紋が広がりました。

 Wikipediaにも出ていますが、男性の発言はちゃんとしていると思いますよ。

 ほんと現役であれ誰であれ、思うことは発信できればいいと思います。京都の件については、問題があるとすれば「運営に税金が使われている」ところでしょうかね。以前はプロバイダも限られていたので、こういうこともあったのかなと思います。

 裁判もまだなので確定的なことは言えませんが、敵刺さんはラッパーとしても人気があったのですから、本来なら覚醒剤を密造しなくても生活できたはず。アーティストとしての表現の場と収益を奪われれば、違法なシノギに手を出すことも仕方ないですよね。


 結局、今のヤクザのクスリ(違法薬物)やオレオレ詐欺の増加の問題は、合法的なシノギができないことにあるのです。

待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2022/02/27 16:00
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