“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第589回】

千葉真一氏の死をめぐる「週刊女性」と「フライデー」、“矛盾がいっぱい”の代理戦争

2022/02/15 21:00
神林広恵(ライター)

どっちもどっち、メンツとメンツのぶつかり合い

 「週女」は、“敵対する”芸能事務所代表の鈴木氏に関して“所属事務所の代表を名乗る”という枕詞をわざわざ付けたりと、JACサイドに完全に肩入れもしている様子がありあり。

 一方の「フライデー」も千葉氏マネジャーのA氏を直撃し、その矛盾を指摘、そして鈴木氏の言葉として「Aはちょっと調べればわかるウソを、ためらいもなく平然と吐く」などとJACと敵対し、実姉サイドに完全に立つのだ。

 まあ、結論から言うと、どっちもどっち(笑)。「私たちのほうが千葉を知っている」「私のほうが千葉と親しかった」「信用されていたのはこっちのほう」「千葉の遺志を正統に継ぐのはこっちだ」。そんなメンツとメンツのぶつかり合い、プライドのぶつかり合い、利害関係のぶつかり合いだ。

 どちらが事実を言っているのか、ウソを言っているのかなんて、もう関係ない。というより双方とも矛盾がいっぱい(笑)。だからメディアも、どちらかに完全に肩入れして、代理戦争だ! ここまで露骨なものは久しぶりで、芸能マスコミ的にも面白い。今後もしばらく続くんだろうな。

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