ママ友グループLINEから

『あつ森』『マイクラ』に熱中する子どもに夫が激怒! “ゲーム依存”に悩む母親を助けたママ友の言葉

2022/02/13 18:30
池守りぜね(ライター)

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

写真ACより

 昨年、香川県で子どもがゲームやスマホを使う時間を制限する「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」という全国初の条例が施行された。同条例は18歳未満を対象とし、ゲームの利用時間を1日60分、休日は90分までと定め、基本的には家庭内でのルールの徹底を想定している。しかし、ゲーム時間を管理するのは容易なことではない。小さな子どもを持つママたちにとっては、大きな悩みの種になっているようだ。

 今回は、ゲームとの付き合い方をめぐり、夫と意見が相違してしまったという女性のエピソードを紹介する。

ステイホームがきっかけで、子どもがゲームに熱中

 首都圏に住む由香さん(仮名・37歳)は、コールセンターでパートとして働きながら、8歳の息子を育てている。年明け以降、全国各地で感染者数が増加傾向にある中、ママ友とのLINEでは子どものゲームに関する話題が増えたという。

「冬休み中は一時的に感染者が減っていたので、『地元に帰省した』という話もよく聞きましたが、今は感染対策で週末も自宅で過ごす家庭が増えたように感じます。ママ友とのLINEのグループチャットで『子どもたちを公園で遊ばせる?』と誘い合っても、『今、子どもはゲームに夢中なんだよね』と断ることがお互いに多くなりました」

 由香さんいわく、「特に寒い日なんかだと、子ども『外で遊ぶよりもゲームするほうがいい』って言われる」そうで、冬休み中よりも、ゲーム時間が増えたとか。

「周囲では、ステイホーム期間をきっかけに、子どもにNintendo Switch(以下、Switch)を購入したママも多かった。私はまだゲームで遊ばせるのは早いと思っていたのですが、息子が『友達との会話に入っていけなくなる』というので、周りの友達から少し遅れてしまいましたが、去年のクリスマスに私の親からSwitchをプレゼントしてもらいました。今では、学校から帰ってくると、真っ先にゲームの電源を入れて遊び始めます」

ゲーム・スマホ依存から子どもを守る本