「元極妻」芳子姐さんのつぶやき124

分裂後初の「六代目山口組関係者死亡」に業界激震? 元極妻が考える幹部射殺事件と山口組再統合

2022/01/30 16:00
待田芳子(作家)

片手にケーキの箱、片手に拳銃

 そんな中で六代目山口組の関係者が射殺される事態ですから、再統合はさらに微妙になってきました。

 報道によると、事件は1月17日午後に起こりました。JR水戸駅から3キロほど、住宅街にも近い組事務所で若頭(40歳)が撃たれたのです。「銃声のような音がした」という通報があったそうですが、なんで銃声ってわかるんですかね……。

 それはさておき、警察官らが駆けつけると、若頭は組事務所2階で意識不明の状態で倒れており、救急搬送先の病院で死亡が確認されたそうです。事件から10日余りたちましたが、まだ犯人は逮捕されていません。ヒットマンについては、身内による内部犯行説、神戸山口組説、絆會説、山口組以外の組織説、半グレ説など文字どおり諸説あり、背景として山口組分裂のほかにも、地元のシノギの問題などもあったようです。

 報道によると、ヒットマンは手みやげのケーキを持って事務所を訪れており、被害者の若頭は一人で応対したようです。若頭がドアを開けたとたんにケーキの箱を片手に持ったまま撃ったそうで、なんか映画みたいですね。事務所に押し入り、さらに若頭に向けて何発か撃ったあと拳銃を置いて、事務所のクルマを奪って逃げています。

 ヒットマンがインターホンを押してから、おそらく数分の出来事ですよね。若頭が応対し、事務所のクルマに乗って逃げるということは、事務所に詳しい人物で、若頭とも顔見知りだった可能性もあるようです。


 謎めいた事件なので、今後も注目です。

待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2022/01/30 17:06
民間人には被害がありませんように