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『ザ・ノンフィクション』レビュー
『ザ・ノンフィクション』専業主婦希望の婚活で噴き出した本人の問題「結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~後編」
2022/01/24 15:51
「僕もパニックになることがある」と聞いたときに、ミナミは「単に『パニクっちゃうことがある』程度のことじゃないのか?」「とりあえず植草さんに確認してみよう」「仮になんらかのパニックを起こす疾患があったとして、そういったものは結婚相談所では事前に申告し、伝えられるものではないのか?」などの感情の整理をする余裕がないまま、暴発してしまう。「パニック」状態なのはむしろミナミだと思った。
また、ミナミははっきりした物言いの母親には頭が上がらないようだが、母親は長谷川に会ってもいないのに交際に反対していた。母娘で「決めつけが強い」傾向が似ているように思った。
そして身近な人がこうだと、もしかしたらミナミは自分が「決めつけが強い」という自覚すらないのかもしれない。イトーヨーカドーの件で、すでに植草にたしなめられていたのに直せてないということは、かなり身についてしまっている思考回路なのだろう。
番組では、コロナで先の見えない生活の中、結婚相談所には20代前半の女性の入会が続いていると伝えられていた。そのうちの一人は、髪を巻き、薄ピンクを基調にしたワンピースを着用して植草のもとを訪ねていて、婚活とは何かを理解した服装だった。