[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

クローゼット収納で「ダイソー」「イケア」が活躍! 汚部屋スッキリのコツをプロが解説、劇的ビフォーアフター

2021/12/06 19:00
伊藤まき(収納ライター)

[Before]置く場所を決めていないモノだらけ

扉を開けて出すのも毎日だと面倒に……(C)maki_organize

 階段下、横幅64cmのクローゼット。ここには使わないモノや防災グッズが入っていました。育児グッズは、中古品として約2,000円に変えて手放します。「いつかやらなきゃ」と溜め込んだ雑用も、一緒に片付けました。

[After]かさばる冬物コートは玄関の近くへ!

当分は使わないモノ専用の棚へ(C)maki_organize

 部屋の中央に置きっぱなしの趣味道具と、思い出グッズ、ラグなどを収納しました。下段のスーツケースは災害グッズを入れました。

 これらの収納ポイントを4つ説明します。

[ポイント1]奥行き60cm以上は、二分割に分けて収納

奥には、夫婦の思い出グッズを保管(C)maki_organize

 クローゼットの奥行きは77cmもありました。押入れの奥行きが平均80~85cmなので「半畳の押入れ」といった感じです。このような深さのある収納庫は、奥と手前を二分割にして収納を考えます。

[ポイント2]床の傷防止に! 保護シートを用意

余ったジョイントマットを利用(C)maki_organize

 重たい道具を保管したい場合は、床を保護するシートを忘れずに。本来は、湿気を防ぐ「すのこ」が理想的です。Kさん宅の場合は、除湿機があるので換気問題はクリアしています。


[ポイント3]中のモノを忘れない「収納リスト」を貼る

手書きで簡単に!(C)maki_organize

 扉の内側に、中のモノを忘れない「収納リスト」を貼ります。奥のモノを忘れない目印にもなります。マスキングテープで貼るだけなので、中身の更新も簡単で済みます。

[ポイント4]使わないスーツケースを、防災グッズ入れに!

防災リストを用意して、揃える予定(C)maki_organize

 処分予定のスーツケースは、部屋のアチコチにあった「防災グッズ」のバッグとして再利用しました。必要となったときに、外に一度で運び出すことができます。不用品も、別の使い方で蘇る例です。

 最後に、改めて[Before→After写真]で比較してみましょう。

おしゃれな20人の年間クローゼット計画