暮らし
【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】
大戸屋・やよい軒・宮本むなし、定食チェーン1,000円以下からプロが選ぶ「冬メニュー」4選!
2021/12/03 21:00
――最後に「めしや 宮本むなし」の体を温めるメニューを教えてください。
猪坂 宮本むなしは、お鍋をコンロごと席に持ってきてくれるので、食べている間も湯気や熱気で体を温めることができていいですね。メニューの中では、アリシンを含むにらが入っている「白味噌牛もつ鍋定食」(890円)がよさそう。ただし、トッピングの糸唐辛子には発汗作用のあるカプサイシンが含まれるので、食べすぎないようにしましょう。
――それでは最後に、「あったかメニュー」を食べるなら3店の中でどこが一番いいですか?
猪坂 今回紹介したメニューは、どれも体を温める効果を期待できますが、強いて一番を選ぶとしたら「大戸屋」でしょうか。しょうが、ねぎ、根菜などの体を温める食材を多く使ったメニューが多くていいと思います。
一方、3店のメニューに共通する注意点として、お鍋系メニューは総じて塩分が多いので、むくみを招くことがあります。むくんだ状態だと体内に水分が多くなり、冷えを感じやすくなるといわれています。なので、汁はすべて飲まないようにしたり、おかずにはタレやソースをつけないようにしたりして、塩分を摂りすぎないよう注意しましょう。
(文:佐藤真琴)
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab」
最終更新:2021/12/03 21:15