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【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】
大戸屋・やよい軒・宮本むなし、定食チェーン1,000円以下からプロが選ぶ「冬メニュー」4選!
2021/12/03 21:00
――それではまず、「大戸屋」の体を温めるメニューを教えてください。
猪坂 「熟成黒しょうがと鶏つくねの和風土鍋とごぼう生姜の混ぜご飯定食」(950円、税込/以下同)は、お鍋と混ぜご飯の両方で、しょうがをたっぷり摂れそう。アリシンを含むねぎも入っていて、体を温める食材が豊富です。
「特製の辛味噌醤と豚肉の豆乳坦々土鍋定食」(980円)もいいですね。タンパク質をしっかり摂取できるだけでなく、アリシン摂取に役立つにんにく、ねぎ、ビタミンEを含む豆乳も補給できます。ただし、辛味噌醤には発汗作用の強い唐辛子が含まれるので、食べるときは汗をこまめに拭きましょう。
――続いて「やよい軒」はどうですか?
猪坂 やよい軒も、しょうがを摂れる「しょうが鍋定食」(890円)がよさそう。おろしたしょうがが上に乗っているようなので、よく混ぜてから食べると、より体が温まるでしょう。また、豆腐や豚肉、アジなどでタンパク質もしっかり摂取できるというのもうれしいポイントです。
ちなみに、豚肉には疲労回復にも役立つビタミンB1が豊富に含まれており、ねぎから摂取できるアリシンには、ビタミンB1の吸収率を高める働きがあります。疲れた日の夕飯にちょうどいいメニューといえるのではないでしょうか。