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専門家おすすめ「入浴剤」ランキング! コンビニ・ドラストで買える、もっとも「温泉に近い」1袋はコレ!

2021/12/08 19:30
サイゾーウーマン編集部

 師走に入り、すっかり寒さも深まりました。冷え込む夜に恋しくなるものといえば、お風呂。入浴剤を入れて浸かるお湯は、1日の終わりの幸せな時間ですよね。

 数多ある入浴剤のうち、昨年、サイゾーウーマンでは「温泉」ジャンルに注目して、その「温泉再現度」をランキング発表しました。温泉研究家・郡司勇氏が厳正にチェックした全10商品のうち、1位に輝いたものとは……? 再掲するこの機会に、ぜひチェックしてみてください。

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写真ACより

 寒さが深まると恋しくなる「温泉」。しかし、昨年から続くステイホームの影響で、温泉旅行へ出かけられず涙している人もいるのでは? そこで活用したいのが、自宅でも温泉気分が楽しめる入浴剤。「箱根温泉の湯」など、人気の温泉地を打ち出したものや、炭酸力をアピールするものなど、その種類はよりどりみどり。なにを選べばいいのか、お風呂好きこそ迷ってしまうだろう。

 そこで今回、飲湯で全国の温泉を当てる「利き湯」を特技とし、『TVチャンピオン 全国温泉通選手権』(テレビ東京系)で3連覇を果たした温泉研究家の郡司勇氏に、コンビニやドラッグストア、バラエティショップで買える入浴剤10点を「温泉の再現度」を指標にジャッジしてもらった。手頃な価格でいますぐ買える、お墨付きの入浴剤をベスト5形式で発表!


温泉と入浴剤の違いとは?

——初歩知識として、温泉と入浴剤のお湯はなにが違うのでしょうか? 入浴剤で温泉を再現するのは可能ですか?

郡司勇氏(以下、郡司) 温泉は、成分物質を1Lあたり1g以上含有されていることが条件です。含有されている成分によって、重曹泉、食塩泉といった泉質名がつきます。

 一般的に、家のお風呂の容量は200Lなので、温泉にするには成分を200g入れなければいけません。市販の入浴剤に配合されている成分量でいうと、7袋以上、使用量としている7倍は入れてほしいですね。少なくても3倍以上。量が多すぎて悪影響が出ることはありませんし、メーカー各社も禁止していません。

——入浴剤と一口に言っても、温泉を再現した温泉入浴剤や、発泡性の炭酸系、岩塩などソルト系など、さまざまな種類があります。それぞれどういう特徴がありますか?

郡司 一般的な入浴剤に使われている成分を、おおまかに挙げるとこのようになります。


・重曹(炭酸水素Na):湯上がりが「さっぱり」
・炭酸Na(苛性ソーダ):湯上がりの肌が「つるつる」
・芒硝(硫酸Na):肌のうるおいを感じる保湿効果
・岩塩:体がポカポカする保温効果

 例えば、重曹はさっぱりするので夏場は非常によいです。冬は保湿効果の芒硝が入った入浴剤を使うなど、使用感で使い分けることができます。

 一般的に売られている安価な入浴剤は、だいたいがこれら4つの成分の組み合わせで、例えば「バスクリン」はいろいろなシリーズがあっても、成分はどれも芒硝に重曹を入れたものなんです。違いは香料と色だけ。バスクリンだけでなく、ほかの多くが芒硝と重曹、重曹と炭酸Naといった成分の組み合わせで、炭酸系は、それに発泡剤が加わってるものになります。

専門家が選ぶ入浴剤ベスト!

 ここからは、郡司氏が実際に使用感をチェックして判定したベスト5を発表。5点満点で採点し、ランク付けしてもらった。

シーランマグマ 風呂 10袋入り