コラム
【連載】わが子から引き離された母たち
できたちゃった結婚後、夫の浮気グセが発覚! 子どもから「何々くんママとご飯食べてきたよー」と聞くように……
2021/11/20 11:00
――夫婦の仲はどんどん悪くなっていったのでしょうか ?
ところが、また妊娠して、次の年に次女が生まれました。背に腹は代えられないので、祖母に月5万円を借りて、家計を回していました。そのころ、経済的な心配から、「3人目はやめておきたい」と私は夫に言ったのですが、彼は全然避妊をしてくれませんでした。なので3人目も産むことになりました。
切迫早産となって、予定日の2カ月くらい前に入院して、退院後も夫は、家事や長女長男の育児を手伝ってはくれませんでした。
――子どもが増えて、ますます大変じゃないですか!
いいえ、子どもたちの存在が生きがいだったので、つらいと思ったことはありませんでした。ほぼ年子だったということもあって、千葉市の子育てサポートがあって助かりました。1人目はフルで保育料を払いましたけども、2人目は半額で、3人目になると無料でしたから。同じ公立の保育園に、3人とも入れることができましたしね。
――夫の収入事情は?
夫の勤務する会社が、代替わりして合理化。そのあおりで、給料は18万円にまで目減りしました。私、家庭にいること自体、なんだかストレスになってきてしまってて。それに夫の親にお金を借り続けるのも嫌。だったらお金を借りないで住めるようにしようと思って、その頃から私、時給2,000円の夜の仕事を始めました。いわゆる水商売です。
――夫に甲斐性があれば、そんなことしなくて済むのに。
そう。だから、私が「夜の仕事に出る」と言ったとき、期待したんです。「そこまでしなくていいよ。俺がバイトするから」と言って、副業して頑張ってくれるのかと思ったら、「いいじゃん。それ」と言って送り出されました。