コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第578回】

細木数子の遺産15億円、小林亜星は4億円、瀬戸内寂聴は……? 昭和・平成の“偉人”たちの遺産、それぞれの行方

2021/11/16 21:00
神林広恵(ライター)

 小室圭さんと眞子さん夫妻が念願のNY生活をスタートさせた。しかしマスコミ、そして女性週刊誌はバッシングの手を緩める気はないらしい。まずは「女性自身」。小室佳代さんの元婚約者との間にあった金銭トラブルが解決したことを報じているのだが、問題にしたのは解決金の“出所”だ。タイトルをみると「出所は黙秘」。小室圭さんに直撃したがノーコメントだった!? と普通は思う。でも違った。

 「自身」は小室さんの代理人・上芝直史弁護士への取材を行っているのだが、そこで上芝弁護士が解決金の出所を問われ「詳細についてはお答えできない」と答えただけだ。しかもタイトルの「出所は黙秘」の横には“ダンマリ”とのルビが! 悪意満々としか思えない。

 しかも、この記事にはびっくり仰天の事実も記されていた。小室さんと元婚約者が面会し解決に合意した直後、元婚約者がマスコミの前に姿を現したというのだ。

 これまで、その姿はおろか、証言も一部マスコミの活字上でしかなかった元婚約者だが、ついに本人がすぐそこにいる。マスコミは、この元婚約者の証言を元に、さまざまな報道を行ってきた。そして直接その証言を聞ける千載一遇のチャンス。聞きたいことはたくさんあるはずだ。しかし「自身」によると、マスコミはこんな感じだったらしい。

「報道陣に囲まれながら、無言でトボトボと歩くX氏(元婚約者)。あまりに寂しげな姿に、最後は報道陣が示し合わせて取材をやめたほどだった」

 はぁぁ? いくら一般人とはいえ、これまでマスコミに小室母子の重大告発をしてきた人物だ。そんな人物に対してマスコミのこの姿勢は、あまりに理不尽かつ不可解としかいいようがない。

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