サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビュー「課金ゲーム上等」母親のブチギレに反響 芸能 『二月の勝者-絶対合格の教室-』レビュー 『二月の勝者』母親の「課金ゲーム上等!!」ブチギレが「名言!」「これが狂気か」と大反響! 中学受験めぐる夫婦の地雷 2021/11/13 18:30 桜田モモ (ライター) ドラマレビュー 『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)公式サイトより 中学受験をリアルに描く連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、土曜午後10時~)。第3話では、中堅中学受験塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」の校長でスーパー塾講師の黒木蔵人(柳楽優弥)が、転塾を考える成績優秀な女子生徒花恋を言葉巧みに慰留。黒木の口説き文句に魅せられた視聴者が相次ぎ、ネット上では「恋に落ちちゃうでしょ!」「私が花恋なら、初恋が黒木先生になってた」といった声が寄せられた。 あらすじ 11月6日放送の第4話では、校長の黒木が講師たちに、ゴールデンウィーク特別講習について6年生全員の申し込みをノルマとして課す。ちなみに、5日間にわたって開催されるゴールデンウィーク講習の費用は5万3,000円。通常授業の月謝だけでも4万5,000円と高額で、夏期講習になれば18万2,000円、夏合宿(宿泊費、食費込み)等々を含めると、6年生の親が塾に落とす金は年間で約132万円に及ぶとのこと。 今回スポットが当たったのは、最下位のRクラスに在籍する武田勇人(守永伊吹)の家庭。母・香織(星野真里)は勇人にGW特別講習を受けさせたいと考える。しかし、父・正人(塚本高史)はスマホの課金ゲームに夢中で、妻の話にまともに取り合わず、受験を控える息子を旅行やゲームに誘導。父親も呼ばれた塾の面談も「お前の仕事みたいに替えが利くわけじゃないんだよ」ときつい言葉で拒否する。 黒木から、「武田夫妻の地雷を踏みつけ爆発させる」よう指令を受けたAクラス担任の桂歌子(瀧内公美)は、面談で武田家の様子を言い当て、香織の苦労をいたわった上で、「夫婦の意見は一致していないと中学受験は失敗します!」「ご主人に負けてはいけません」「勇人くんの合格が、いえ、一生がかかっているんですから!」と熱弁。 触発された香織は、残業をして塾代を払うと正人に話すが、「いいカモ」「資本主義の奴隷」「リアル課金ゲーム」と揶揄され、課金ゲームから目を離さない正人についにブチギレた。 「ふざけてんのはどっちよっ! 何がいいカモよ……あんたこそ、こんなのにばっか課金して!」 「どうせなら、私たちの子どもに課金してよっ! 自分の子どもをクッソ強いキャラに育ててよ! 勇人にどんな敵でもラスボスでも倒せるような、クッソ強い武器持たせてよ!」 「課金ゲーム上等―――――!!!」 肝心の勇人はというと、黒木の策略によって受験勉強のモチベーションが向上。GW特別講習の申し込みでしぶしぶ桜花を訪れた正人もまた、黒木から中学受験を「課金ゲーム」にたとえられたことで、我が子への「課金」に納得した。 これで、黒木が合格に必要だと初回で語っていた、父親の「経済力」と母親の「狂気」が出揃った。 次のページ 母親の「狂気」の背景にあるものとは 123次のページ 楽天 【楽天ブックス限定特典】二月の勝者 -絶対合格の教室ー 1-13巻セット(ステッカー(H80×W93mm)) 関連記事 中学受験は本当に課金ゲーム!? 受験塾を盲信した母子、リアル『二月の勝者』の結末は中学受験のせいで離婚危機! 「程度の低い大学出」の妻に任せたのが間違いだった!?模試・自宅受験で息子のカンニング発覚……コロナ禍の中学受験、「撤退する or しない」親子の苦悩「中学受験ゼロの田舎」で東京の中高一貫校を目指したスパルタ父! 子どもへの影響は……「息子には英語に振り回されてほしくない」私立中の英語教育に期待した父子の“理想と現実”