サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ「覚醒剤できれいになる」は嘘! コラム 知られざる女子刑務所ライフ129 「覚醒剤できれいになる」は嘘! 元女囚が「太って肌が荒れる」と主張するワケ 2021/10/31 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 覚醒剤は「慣れると太る」 そもそも「覚醒剤できれいになる」っておかしいですからね。 フェンテルミンの場合は、食欲を抑える=食べなくても平気=体重が落ちる、ちゅうことです。瑠美も商売柄、「痩せたい女の子」たちはたくさん見ていますが、クスリ(違法薬物)で痩せられると思てるコはけっこういてます。 でも、マジ痩せるかいわれると、どうですかね? 覚醒剤はむしろ慣れてくると、なんでもおいしく感じるから、かえって太りますよ。それに、よくいわれる「覚醒剤を使って何日も寝ないでエッ●する」のも、したらしたで、その後はぐったりして何日もカラダが動かなくなりますから、結局はムダです。それで、シャキッとするためにまた打つ。この繰り返しですよ……。 ちなみに前も書きましたけど、クスリはお肌が荒れます。 覚醒剤は化学物質のせいか、お肌に悪いんですよ。お尻にもブツブツとかできやすくなるように思いました。東京都の「クスリをやるとこうなる」的なサイトには「肌荒れ案件」はないんですが、お肌に悪いのは覚えときましょう。 やっぱりクスリに頼らず、ちゃんと食べてちゃんとカラダを動かせば、自然に健康になります。瑠美もジムで毎日鍛えています。 エリンさんの記事には、「病気や摂食障害にならずに、こうなりたいと思う体になれるはず。摂食障害は、自由を奪うんです。人生を奪うんです」と書かれていました。インスタで93万人のフォロワーさんたちにカラダをきちんと鍛えることをアピールしてて、かっこええですね。ジムで鍛えている写真もけっこうあります。 こうゆうマジで死ぬ思いをした人たちの言葉を知って、「もうクスリはやめとこ」と思える人が増えたらええですね。そう思って瑠美も発信しています。 前のページ12 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2021/10/31 16:00 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! 健康第一 関連記事 86歳が78歳に強盗! 元女囚が考える被害者も加害者も「みんなお年寄り」の時代大麻の摘発件数が過去最高に! 12年服役した元女囚が「誰かに勧められても断って」と言う理由槇原敬之、“執行猶予中の復帰”は早すぎ!? 元女囚が「働くのはアリ」と断言するワケムショ帰りを受け入れる人は少ない――元女囚が考える「元受刑者」と向き合う難しさ刑務官が受刑者に「ゴジラのものまね」強要! 元女囚が考える「刑務所のイジメ」問題 次の記事 コオロギ食品3つを食べ比べレビュー >