コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

「本当に嘆かわしい」宮内庁のあり得ない失態……眞子さま&小室圭さんに「まるで手放し」の姿勢が問題だった

2021/10/25 16:30
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

――それとは?

堀江 眞子さまは主婦として小室さんの扶養家族に収まるというように語られることが多いのですが、それだけではもったいないですよね。国際経験も、教養もある若い眞子さまなのですから。そして、せっかくニューヨークで暮らすのですから、ひとりのキャリアウーマンとして活動なさるのが一番だと思います。

 皇族に生まれたからといって、皇族としての職務をプレッシャーにも負けず、完璧にこなせる方ばかりではないのですよね。そのシビアな現実を眞子様は残念ながら、一身に体現してしまったという印象があります。

 しかし、今後はほかのフィールドで輝いていただきたい。複雑性PTSDなどと公言してしまったので、アメリカでの就労ビザが下りにくい可能性が出てきましたが、小室さんの妻として家に閉じこもっているより、一人の女性として従来とは異なるような分野で華やかに活動し、実績もたたき出して、さすがは眞子さま! と我々を納得させてくださるようなご活躍を期待しています。

 それが、ご自身の結婚問題で大ダメージを与えてしまった秋篠宮家、ひいては日本の皇室に対する”つぐない”にもなるのではないでしょうか。間違えても、英王室から資金面での援助を受けながら、元ロイヤルファミリーの肩書でうさんくさいことを繰り返しているヘンリー&メーガンのような道は歩まないでいただきたい……。

堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。著書に『偉人の年収』(イースト・プレス)、『眠れなくなるほど怖い世界史』(三笠書房)など。最新刊は『日本史 不適切にもほどがある話』(三笠書房)。

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最終更新:2021/10/26 08:25
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