芸能
へー帝王なんだ

伊集院光、パワハラ騒動でもドラマ出演の“無傷”はなぜ? 「テレビマンの間でほとんど話題になってない」「影が薄い」の業界評

2021/10/19 11:30
村上春虎

「10〜15年前の雑学ブームのときは、特にテレビ朝日に重宝されて博識ぶりを披露していました。今も『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)などクイズ系の番組に出ていますが、博学系なら新たな逸材も出てきて、影が薄くなってきた感もある。また一方で、自身のゲーム番組やラジオではアンタッチャブルを可愛がっていましたが、彼らもどんどん売れていった。なんというか、ツイてないと言えばツイてない。伊集院にはそういう不運なところがあるように思えますね」(テレビ業界関係者) 

 テレビ業界ではこのような評価だが、“ラジオの帝王”としての経歴は華々しい。1988年にラジオパーソナリティとしてデビュー。実在しないのに握手会を開いてCDデビューまで果たした「芳賀ゆい」を生み出した『伊集院光のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、88〜90年)から始まり、『伊集院光のOh!デカナイト』(同、91〜95年)、さらにニッポン放送とケンカ別れしたあとは『深夜の馬鹿力』(95年〜)『伊集院光 日曜日の秘密基地』(2000〜08年)そして冒頭の『伊集院光とらじおと』(16年〜)とTBSラジオ一筋。

「確かに、“ラジオの帝王”と呼ばれていますが、本人的はそんなことは思っていない。というより、むしろ否定している。しかし、周りがその肩書にひれ伏してしまって、萎縮したり忖度したりして、伊集院を“帝王”というか、“裸の王様”にしてしまっているかもしれません。イエスマンに囲まれたら、知らぬうちに暴走しているなんてこともあるのでは」(同)

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