サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)SixTONES田中 樹スト・田中のラップスキルをプロが解説 男性アイドル ジャニーズラップ勉強部屋 SixTONES・田中樹は聞き手を飽きさせない“フロウ巧者”!? 「ジャニーズNo.1」と言われるラップスキルをプロが解説! 2021/10/17 16:00 マチーデフ(アーティスト) ジャニーズ田中樹SixTONES 各グループにラップ担当のメンバーが1~2人いるなど、近年のジャニーズ楽曲において“なくてはならないもの”といえるラップ。そんなジャニーズタレントによるラップパートを、プロが解説するシリーズ「ジャニーズラップ勉強部屋」。 嵐・櫻井翔の“サクラップ”をプロが解説! 「韻の応酬」が止まらない「BRAVE」、「音の響き」を大切にするテクニックとは? 各グループにラップ担当のメンバーが1~2人いるなど、近年のジャニーズ楽曲において“なくてはならないもの”といえるラップ。そんなジャニーズタレントによるラップパートを、プロ...サイゾーウーマン2021.10.03 今回はラップスキルにおいて「ジャニーズNo.1」とも言われるSixTONES・田中樹をピックアップ! 田中は中学生の頃にヒップホップと出会い、般若、Zeebra、KREVAなど日本のラッパーを好んで聴いていたんだとか。そんな田中のラップには、どんな特徴があるのだろうか。2020年7月22日にリリースされたSixTONESの2ndシングル曲「NAVIGATOR」中盤のラップパートを、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』の作詞なども手掛けるラッパーのマチーデフ氏に聞いてもらった。 まさに“フロウ巧者”という印象 ラップの歌い方全般を指す言葉として“フロウ” という用語があります。リズムの刻み方、アクセント、抑揚、 発音の仕方、 音の伸ばし具合などフロウを構成する要素はいろいろありますが、 田中さんはそれらがどれも巧みでまさに“フロウ巧者” といった印象です。早速、「NAVIGATOR」 の歌詞を見ていきましょう。 SixTONES「NAVIGATOR」 作詞・作曲=高木誠司 作曲・編曲=高慶“CO-K”卓史 以下、今回解説するラップ部分の歌詞 No hope! 抵抗なき敗走、 自主最高速度制限 透明な規制線に守られたる数多の後悔 退きな、間抜けに黙ってればこのまま抜け出せない 当ても無く ただ吹かす この Round & Round このラップパートは直前までの疾走感とは打って変わって、バックトラックにも変化があり、ドラムの打ち方が半分になります。その変化に合わせるように、緩急をつけているのが1小節目。「抵抗」「敗走」「最高」で韻を踏みつつ、これに「度制限」を加えた4つが緩急の“緩”にあたる部分になります。ドラムの打ち方が半分になったバックトラックの1,2,3,4の拍の位置に合わせてこれら4ワードを配置していて、田中さんはその変化に寄り添うようなフロウで歌っています。 そして逆に、拍のウラに入っている「なき」「自主」「速」の3つは緩急で言う“急”の部分。先ほどの4ワードの倍のリズムで刻むことで、見事に緩急がついています。 次のページ 一瞬入れる“裏声”は「かなりテクニックが必要な技」 12次のページ 楽天 on eST (Blu-ray初回盤)【Blu-ray】 関連記事 HiHi Jets・美 少年がランキング席巻、SixTONES・田中樹も10位入り! ジャニーズ生写真売り上げランク【2021年9月ベスト10】美 少年・那須雄登が1位、HiHi Jets・高橋優斗やSixTONES・田中樹もランクイン! ジャニーズ生写真売り上げランク【2021年9月ベスト5】HiHi Jets・橋本が“腰の限界”を明かしファン「大丈夫?」、7 MEN 侍はSixTONESコラボで「おとなしい」!?【ジャニーズJr.チャンネル週報】KinKi Kids・堂本光一、SixTONES・田中樹ら『DREAM BOYS』出演者に送った“激励メール”に感動の声集まるSixTONES・田中樹、なにわ男子に「生意気」「気に食わない」と小言も……ファン「ありがとう!」「優しい」と感謝のワケ