【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

イオン&イトーヨーカドー、プロお墨付きの「冷凍食品」肉メニュー6選! 「健康に良い」「手間が省ける」優れた商品はコレ

2021/10/08 21:00
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。 

イオン&イトーヨーカドー、肉を使った「冷凍おかず」おすすめ6選

写真ACより

 自炊が面倒なときに便利な冷凍食品は、“安くておいしい”メニューが多く、頻繁に利用されている人も多いのでは? しかし、なんとなく栄養が偏ってしまうイメージがあるかもしれません。ということで今回は、冷凍食品の中でも「肉を使ったおかず」に注目し、大手スーパー「イオン」「イトーヨーカドー」で買えるプライベートブランド商品(以下、PB)のうち、栄養面から見たおすすめを猪坂先生に教えてもらいました! 

――「冷凍食品」が優れている点は、どんなところでしょうか? 
 
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 大きく分けて「手間がかからないこと」と「おいしいこと」でしょう。冷凍食品は、食べ物を非常に低い温度で一気に凍らせていますが、そうすることで、食材の組織がダメージを受けにくく、保存期間を延ばすための添加物も必要なくなるため、できたての料理に近い味わいを再現することができるんです。

 現在では、メーカー各社が長年研究・開発をした結果、自然解凍でもおいしい揚げ物や、レンジ解凍でもパラパラの食感を味わえるチャーハンなどが登場し、非常に質の高い商品が増えています。「手間をかけずにおいしい食事が食べられる」ことが、冷凍食品の優れている点といえるでしょう。

――漠然と「冷凍食品は栄養が少ない」というイメージがあるのですが……。

猪坂 いいえ、そんなことはありませんよ。実際に、凍らせた野菜をマイナス24℃の冷凍庫に保管して1年後に検査したところ、含まれているビタミンは、大きく損なわれていなかったという実験もあります。工場で殺菌や加熱調理をする工程があるため、生の野菜に比べたらビタミンやミネラルは多少減ってしまいますが、これは普通に加熱調理しても同じ結果です。

 なお、家庭用の冷凍庫は、上記の実験のようにマイナス24℃もの低温にはなりません。低い温度で保存すればするほど、品質の劣化は抑えられますが、頻繁に開閉するだろう家庭用冷凍庫の場合、庫内の温度が上昇しやすいので、実は冷凍食材がダメージを受けやすい環境なのです。購入したら、できるだけ早めに食べるようにしましょう。

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