コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第572回】
マスコミ史に残る「人権侵害」のあり様を呈する、眞子さま・小室圭さんバッシング――女性週刊誌の臆測・フェイクなんでもありの攻撃ぶり
2021/10/05 21:00
例えば、「自身」。小室さんは天皇陛下から祝福の言葉をもらいたいと指摘。その理由はニューヨークで弁護士業務をする際、クライアントへのアピール材料にしたいと考えているからだって。これは宮内庁関係者のコメントだが、もちろん事実ではなく単なる臆測。さらに秋篠宮さまや紀子さまが恐れているのが小室母・佳代さんから、皇室行事の出席など “特別待遇”を要求されることだとも指摘される。もちろん、実際に秋篠宮さまたちが“怯えていた”のではなく、これも勝手な想像(妄想?)。
また「セブン」や「週女」も同様に、眞子さまや小室さんの心中や行動を勝手に推測、想像(捏造?)し、それをもとにバッシングを展開している。まさになんでもあり。実際、先週「自身」が小室さんは会見に出席せず、眞子さまの単独会見になると断定調に報じていたが、これがフェイクだったことでも、それは明らかだろう。
一連の眞子さま、小室さんに関する報道は、マスコミ史にも残る人権侵害報道だと思う。反論権のない、または反論することが困難な人間に対する誹謗中傷、やりたい放題というのが今回の小室さん報道の実態だから。そして、こうした報道が何年も続き、今回明らかになったのが眞子さまの複雑性PTSDという病状だ。この宮内庁発表に、一部で「マスコミ報道はいきすぎ」「人権侵害」などの声が上がったが、これはマスコミの自己反省というより、病気が明らかになって慌てて責任逃れしようとしたにすぎない。