サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューkiiちゃんが「婦人公論」で語る カルチャー [女性誌レビュー]「婦人公論」2021年10月12日号 氷川きよしことkiiちゃんが「婦人公論」で語る! “演じてきた別人格”と“私”の2つの表現と覚悟 2021/10/09 17:00 島本有紀子(ライター) 女性誌レビュー婦人公論 インフルエンサーも「毎日が切腹」なのか? 続いては、85歳の世界的美術家・横尾忠則氏のインタビュー「肉体が衰えた今こそ自由に描ける」を見ていきます。こちらにも、先ほどの「親の介護ストレスは書いて吹き飛ばせ」に通じる“表現する覚悟”に触れられた部分が見られました。 「今ではほとんど耳が聞こえません。目もよく見えないんです」と言う横尾氏ですが、「初めて、『アートが始まった』という感覚があります」と語り、現在もほぼ一日アトリエで創作と向き合っているそう。「ものを創造する人間にとっては、毎日が地獄です」「僕も毎日ダンテの『神曲』を生きているつもりです」と言い、交友のあった三島由紀夫についても「晩年はそれこそ毎日、切腹するような気持ちで生きておられたのではないかと思います。毎日が切腹」と回想する横尾氏。 毎日が地獄、毎日が切腹! “表現することで発散されるものと、犠牲になっていくもののバランス”を取る力が必要なのかもしれないと考えさせられます。はあちゅう的な生き方も、軽やかそうに見えて実は「毎日が切腹」な心境なのでしょうか。 次のページ 氷川きよしは”人生半分コンテンツ”に舵取り 前のページ123次のページ 楽天 婦人公論 2021年 9/28号 [雑誌] 関連記事 70歳男が「恋愛モードどっぶり」、80代の水森亜土が友達にあてた“濃い”手紙……シニアの友情に迫る「婦人公論」江原啓之、熱海支援を「霊界の力」と結び付ける意図は!? 『婦人公論』で語る「災害から身を守るための心得」の違和感「婦人公論」怪奇特集がアツい! オカルト界の重鎮・室井滋が語るヤバイ部屋の見分け方とは……? 元NHK・登坂淳一アナ、セクハラ騒動を「妻との絆」に!? 「婦人公論」で語る再婚の“なれそめ”が気になるワケ鈴木保奈美、エッセイで離婚を匂わせ!? トイレは石橋貴明のメタファー? 読者に深読みさせる「婦人公論」連載