コラム
「PTAには入りません」って言えない!?
PTA役員選出のアンケート用紙で嵐の予感!? ただ働きなのに「適任者の推薦」って、嫌がらせになりそう……
2021/10/03 18:00
それにしても、仕事内容を読む限り、本部役員は結構忙しそうだ。会長、副会長、会計、書記などそれぞれの役職にあてがわれている仕事に加え、学校行事のお手伝い、役員会や定例会や地域の○○会など「各種集まり」への出席など、役職にかかわらず義務付けられている仕事もそれなりにあるようだ。仕事量や学校に来る頻度についての記載はないが、ひとり親や共働きの家庭が立候補するには、ハードルが高いように思える。メリット「も」あるとはいえ、ただ働きだし。
平日夜や土日に行われる地域の会議は男性役員が出席するとのことだが、それをあえて書くのはなぜなのか。確かに「父親」が参加するのは全然あることで、いまどき普通だろう。母親への配慮として書かれているのかもしれないが、平日夜や土日は「母親が子どもを見る」のが前提という匂いがしなくもない……。
役員選出のアンケート用紙には、来年度本部役員に立候補をする・しないの意思確認のほか、役員に「適任」と思われる知人がいた場合にその人の名前を記入する欄があった。いわゆる「推薦」だ。自分の名前を勝手に記入されて喜ぶ人はあまりいないだろうし、むしろ、「嫌がらせ」になりそうな気もするが……。
ちなみにアンケートの提出ルートは、保護者→子ども→担任→PTA本部。知人の名前を書いたとして、子どもから担任の手に渡るまでの間に、ほかの子どもの目に留まってしまう懸念が……というのは考えすぎだろうか。来年度役員はどのようにして決定するのだろうか。
最終更新:2021/10/03 18:00