小室圭さんバッシング記事で、“弱い庶民いじめが大好き”と自ら暴露した「女性自身」
年末恒例の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)が今年の放送を休止することが発表された。その理由を「女性自身」では、“松本人志の体力の問題”とともに、“後輩芸人が活躍できる環境作り”と松本の“美談”として解説、また「週刊女性」では広告費の減少で制作費が大幅に削られたこと、コロナ禍で収録が難しくなったことが指摘されている。
そして2誌ともに今年8月、番組に対しBPO(放送倫理・番組向上機構)が審査に入ったこととの関連を強く否定するのだ。
おいおい、何を言っているんだ? BPOと関係ないわけないじゃない。この問題は8月、BPOが「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に対し、審議入りを決め、公表したというもの。出演者に痛みを伴う行為を仕掛けて、それを笑うという「苦痛」を笑いのネタにする番組に対し、「不快だ」「いじめを助長する」などの意見が継続的に寄せられているため審議入りしたというものだが、これはテレビ局に激震をもたらした。
しかし、テレビ局が恐れたのはBPOだけではなかった。それがダウンタウンの存在であり、吉本興業の存在。BPO審査が理由で番組が休止になったとなれば、ダウンタウン、特に“天皇”とまで称されるようになった松本に傷がつく。是が非でも守らねば! ってな感じで、今月27日には日本テレビは定例社長会見で「(番組休止BPO審議と)まったく関係ない」と否定。
さらに、その会見内容を御用マスコミも大々的に報じる事態となっていた。「自身」も「週女」もそのひとつ、というわけだ。まさに松本・吉本による大本営(笑)。
月明けには緊急事態宣言が全面的に解除されるようだが、「女性自身」が興味深い記事を掲載している。政府分科会会長の尾身茂会長が理事長を務める地域医療機能推進機構(JCHO)の組合書記長と、この機構の傘下病院の看護師が、コロナ患者受け入れや補助金、そして労働環境についてなどを内部告発しているから。しかも注目すべきは、この組合書記長は実名を出して告発しているということ。この告発を重く受け止めたい。