“EDになった”はパワーワードすぎる

ニッキー・ミナージュ、「ワクチンでEDになった」ツイートで“反ワクチン派”扱いに! 「金玉ゲート」事件と米メディアに怒りの反論

2021/09/17 19:16
堀川樹里(ライター)
ニッキー・ミナージュ、「ワクチンでEDになった」ツイートで反ワクチン派扱いに! 「金玉ゲート」事件と米メディアに怒りの反論の画像1
gettyimagesより

 2,200万超のTwitterフォロワーを持つ女性ラッパーのニッキー・ミナージュが、新型コロナウイルスワクチン接種には慎重になっているとツイート。情報収集をして納得した上で接種するかどうか決めたいと明かしたのだが、米メディアは、彼女が「いとこの友達はワクチン接種後にEDになり、婚約者に逃げられた」という一部のツイートだけを報じたため、大騒動に発展。デマを流す反ワクチン派呼ばわりされたニッキーは「ホワイトハウスに乗り込む」と息巻き、全米を騒然とさせている。

 事の始まりは、現地時間9月13日に開催されたファッションイベント「METガラ」直前に、ニッキーが欠席するというニュースが報じられたことだった。

 ニッキーの不参加を悲しむファンに、ニッキーは「あたしには赤ん坊がいるの。コロナ禍でナニー(住み込みの子守)もいないし」と、息子の感染リスクを下げるために人の集まるガラを欠席すると説明。「まず、親である自分がワクチンを打たなきゃね」というファンからのコメントに、先日ミュージックビデオ撮影をした際に自身が感染したことを示唆し、「1週間も自分の赤ん坊を抱けなかった。息子はママっ子なのに」と嘆き、ワクチン接種した歌手ドレイクもブレイクスルー感染したのだし、打っても意味がないとツイートした。

 これには、「コロナ感染を防ぐためにワクチンを打つのではない。重症化しないために打つのよ。未接種者の死亡率は、接種者より11倍も高いのだから」という反論が寄せられたが、ニッキーは「それは事実じゃない。ワクチンを打った人たちと同じ程度の症状だったし」と反論。「METガラのためにワクチンを接種してくれと言われた。ワクチンはMETガラのために打つものじゃない」と接種を強要する人たちに反発する姿勢を見せ、「あたしは満足するまで情報収集して、納得した上で打つわ」「今、情報収集している真っ最中なのよ」と明かし、ファンにはコロナ感染予防のためにマスクを着用するように呼びかけた。

 この投稿がきっかけで、彼女のTwitterにはワクチンへの賛否をめぐるコメントが寄せられるように。ニッキー自身も、「トリニダード・トバゴ共和国に住むいとこは、ワクチンを打った友人がEDになったから絶対に打たないと拒否してる。睾丸が腫れ上がったんですって。数週間後に結婚式を控えていたのに、相手の女性に白紙に戻されて」と、ワクチンの副作用にはEDも含まれるようだという情報をシェアした。


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