眞子さまと小室圭さん、“年内結婚”は「棚ボタ」「駆け落ち」「深謀」? 異常な言葉で報じる意地悪な女性週刊誌
安倍晋三前首相に続き、菅義偉首相も政権を投げ出した。その無責任ぶりにはうんざりするが、しかしメディアはポスト菅、自民党総裁選に関する報道を大々的に繰り広げている。
女性週刊誌もまた「“ポスト菅”候補5人を辛口採点」(「女性自身」)「『総理』になってほしくない政治家ランキング」(「週刊女性」)といった記事を掲載しているが、中でも笑ったのが「女性セブン」。総裁選に出馬を表明している高市早苗前総務相の過去に出版した本『30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる』(大和出版)を紹介しているのだが、これがエグい。この著書には高市氏の過去のナマナマしい恋愛エピソードがつづられているというが、そのエッチな内容を引用しているから。
「ホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくった」とか「ルームサービスを食べるときも当然、ベッドで裸の上にブランケットを巻いたまま」とか「彼がすばらしいテクニックを持っている」だって。
これは政治家を目指していた1992年に出版された本らしいが、まさか30年後、総裁選でこれが蒸し返されるとは本人も思わなかっただろう。しかし、高市氏には過去、恋愛暴露などとは別次元の問題をはらむ“本に関連する”問題が存在している。
それが94年、「説得できない有権者は抹殺」などという記述のある、ナチス礼賛本『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)の広告に推薦文を寄せていたことだ。自分の赤裸々な恋愛暴露などとは次元の違う大問題――。先の東京五輪で開閉会式のディレクターだった小林賢太郎氏が「ユダヤ人虐殺」をギャグにした過去で解任されたことは記憶に新しいが、同様の問題を過去に抱える人物が自民党総裁に!?
今度は恋愛の過去などではなく、こちらも取りあげてほしい。
嵐がパラリンピック開会式で再集合!? 「女性自身」の記事タイトルを見て、多くが疑問に思っただろう。そんな事実はないから。そして記事を読んでわかった。元ジャニーズJr.で嵐と関係が深い振付師がパラ開会式のチームの一員として参加することに。それを知った嵐5人がグループLINEで連絡を取りあった。
以上、これが“奇跡の再集結”だって。「自身」も東スポみたいなタイトル付けをするようになった――。