サイゾーウーマン海外「中絶禁止法」にセレブたちも猛反発 海外 これは根深い問題 妊娠6週以降の中絶を禁止するテキサス州法に、アリッサ・ミラノやパトリシア・アークエットらセレブも猛反発! 2021/09/03 20:31 堀川樹里(ライター) 海外 「ワクチン接種やマスク着用は自由なのに」の声も 俳優のヒラリー・バートンは、初めて流産した時に「今後も妊娠できるように」と、子宮頸管や子宮内腔を覆う膜から組織を除去する『子宮頸管拡張と掻爬術』を受けたというが、その際、病院の書類には「中絶」と記載されたことをツイート。「流産した人は狙われるわよ」と、報酬目当てに訴えられるようになるかもしれないと危惧した。 ドラマ『スタートレック』のスールー役でおなじみの日系俳優ジョージ・タケイは、テキサス州にはワクチン接種拒否派が多く、州知事も州の機関や州から資金援助を受ける企業や団体が利用者にワクチンパスポートの提示を求めることを禁止する行政命令を出していることから、「もし、ワクチンを打っていない人を通報して1万ドルの報酬をもらえる法律ができたら、テキサスの共和党の人たちはどう思うだろうね」と問いかけた。 ジョージのように、「ワクチン接種やマスク着用は『個人の自由だから』と拒否するのに、女性の子宮を権力で支配するような法案の施行を認めるのはおかしい」「報酬を与えて密告するよう促すなんて、もはや自由の国じゃない」と指摘する人はとても多い。 キリスト教の教義と深い関係がある人工中絶問題は、アメリカでは長年政治の争点にもなっており、共和党支持者が多いプロライフ派と民主党支持者が多いプロチョイス派が真っ向から対立。妊娠24週前後までの人工中絶を合法とした1973年の「ロー対ウェイド判決」に、プロライフ派は長年反対し続けてきた。近年、中絶クリニックの医師に対し、嫌がらせや暴行、殺害予告などの過激な行動をとるプロライフ派が急増しており、たびたびニュースになっている。 近く最高裁では、ミシシッピ州で復活されようとしている妊娠15週目以降の人工中絶禁止法が合憲か否かの審理が予定されており、「こちらも認められるのでは?」との懸念が高まる。 前のページ12 堀川樹里(ライター) 6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。 記事一覧 最終更新:2021/09/03 20:31 楽天 中絶論争とアメリカ社会 本当に許し難い法律 関連記事 カニエ・ウエスト、新アルバムのリスニング・パーティーが「炎上狙い」? 渦中のM・マンソン&ダベイビー、離婚協議中のキムと共演で波紋『BTTF』マーティとドクのほほ笑ましいツーショット、クリス・ブラウンの愛娘はトラと仲良し!?【今週のセレブ一行ニュース】『SATC』続編ドラマ、サマンサの代わりはあの人!? サラ・ジェシカ・パーカーのインスタ投稿が話題にアンジェリーナ・ジョリー、インスタ開設後3時間で“100万人”フォロワー超え! 「SNSをやらない」彼女が明かした経緯とはモデル体形やグラマラスでなくても自信を! “多様な美”を示す「SI」モデル13人のメッセージ 次の記事 キンプリ・永瀬、朝ドラ告白シーンに言及 >