サイゾーウーマンコラムカルト元信者は、なぜアンチに転じる? コラム となりの脱会くん カルト宗教の元信者は、なぜアンチに転じるのか? 元2世信者が「信仰を失う4つのプロセス」を図解! 2021/09/29 18:30 DJ2世 a.k.a 脱会くん(ライター) コラムとなりの脱会くん 「もはや信者の頃の記憶がなくなる」あれ、そんなことあったっけ期 さまざまな関門を抜け、信仰を完全に失った先にあるのが、この「あれ、そんなことあったっけ期」である。ここは日常生活が充実していて、もはや信者の頃の記憶がなくなるというゾーン。昔の出来事が別の人の人生みたい、フィクションみたいと感じるようになる。ここまで来てようやく毒素が抜けきったといっていいだろう。 昔トラウマだった宗教施設も気づかずスルー。本当に眼中からなくなる(C)DJ2世 a.k.a 脱会くん この段階に到達するには、ダークサイド期を脱した後、さらにその宗教に距離を置いて忘れるまで、かなりの時間を要する。個人的には4〜5年くらい必要なのかなと思う。 「そんなにその宗教が嫌いなら、離れたらいいやんけ」と思うだろうが、実はそれがまた意外と難しい。気づけばスマホに入っている連絡先の大半が信者だったり、家族はおろか親族みんな信者だったりすることも少なくないのだ。 こういった人たち全てに距離を取って、日常生活を別のベクトルで充実させることは、かなりの難易度。絶対に周りの信者たちと軋轢が生まれてしまうので、あえて「あれ、そんなことあったっけ期」に踏み込もうとしない人、つまり達観期にあえてとどまる人も、多数いる印象である。 意外と難易度が高い、信仰を失うプロセス 以上が、自分の思う信仰を失うプロセスである。カルト宗教の信者は、こんなこと考えているんだなぁというのが伝わっていれば幸いだ。 そもそも論として、信者は「宗教はビジネスである」という側面への思慮が欠けているなど、ツッコミどころは結構ある。その抜けている感じが、まさしく信者の風情なのかもしれないが。 【バックナンバー】 「カルト」と呼ばれる新興宗教のサラブレッド――2世信者だった私が「洗脳解ける機会増えた」と感じるワケ 「ランドセルから宗教のアイテムを暴かれる」カルト宗教2世信者あるある言いたい! カルト宗教の2世信者は、説教されがち!? 「うるせーーー!」と叫びたくなった、“親への感謝忘れるな”おじさん 前のページ123 DJ2世 a.k.a 脱会くん(ライター) ライター。宗教の2世の悩みをゆる〜く書いていきます。DJはしたことありません。 記事一覧 最終更新:2021/09/29 18:30 楽天 マズロー心理学入門 「周りの信者との関係」が重くのしかかってくるとは 関連記事 西野亮廣『えんとつ町のプペル』、「瞑想アイドル」のアルバムが大ヒット……“教祖様”が一般化することへの懸念てんちむ&堀江貴文と急接近した「自称スピリチュアリスト」、心屋仁之助氏は“歌手”に転身! 2021年の注目教祖様スピリチュアルと芸能人の怪しいつながり――元KAT-TUN・田口淳之介、ブルゾンちえみが共演した“教祖様”の正体小林麻耶の夫・あきら。(國光吟)の“スピリチュアル動画”を検証――「遠隔施術」を生業にする彼の正体10万円の入場券、55万円のカラオケ大会……“金”が飛び交うスピリチュアルイベント「シンデレラ・プロジェクト」潜入レポ 次の記事 『家事ヤロウ!!!』【特製豚キムチ】 >