興行成績は順調だけど……

『竜とそばかすの姫』、細田守監督作で「歴代最高」好スタートも「主演の演技がヘタ」!? 石田ゆり子、上白石萌歌……声優で批判された芸能人たち

2021/08/08 10:00
サイゾーウーマン編集部

過去には、女優・石田ゆり子や上白石萌歌も批判の対象に

 では、これまでのアニメ作品で評価が低かった芸能人はほかに誰がいるだろうか。

「古い作品だと、ジブリ映画『もののけ姫』(1997年)のヒロイン・サン役の石田ゆり子や、細田作品では『サマーウォーズ』で夏希を演じた桜庭ななみが、ネット上で『セリフが棒読み』だと批判されました。最近の作品で最も酷評されたのも、やはり細田監督の『未来のミライ』(18年)で、4歳の男の子・くんちゃんを演じた上白石萌歌でしょう。そもそも、この作品で初めて声優に挑戦した彼女には、当時18歳ながら幼児を演じなければならないという高いハードルが課せられました。プロの声優でも難しい演技を要求された上白石は、案の定、『キャラと声が合ってない』『違和感がありすぎて物語に入り込めなかった』などと非難を浴びています」(同)

 また、作中で描かれた“家族観”が賛否を呼んだこともあり、『未来のミライ』の最終興行収入は28億8,000万円と、前作『バケモノの子』から大きく落ち込むことに。

「しかし、上白石の演技に批判が集中したのは仕方のないこと。声優は“声”だけで表現するプロですから、全身を使って表現する俳優や女優に同等のレベルを求めることは酷なんです。今後は『鬼滅』の功績が後押しして、必ずしも“ヒットする作品=芸能人を起用した豪華なキャスティング”ではないことに、世間も気づきはじめると思いますよ」(同)

 公開3週目で累計33億円を突破するなど、興行的には成功を収めている『竜とそばかすの姫』。主演の中村の演技には賛否が寄せられている中、果たしてどこまで数字を伸ばせるだろうか。


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最終更新:2021/08/08 10:00
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