コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第557回】

小林亜星さんに「遺産トラブル」の予兆! 次男をめぐる「週刊女性」と「女性自身」の正反対記事

2021/06/22 21:00
神林広恵(ライター)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 緊急事態宣言から、まん延防止重点措置へ。そして飲食店の酒類の提供も、かなり特殊な条件下で解禁された。そして――私事で恐縮だが、先日の血液検査でγ-GTPが劇的に下がっていた。びっくり。外食、外飲みしてないもんね。でも、こんな効果があるとは。びっくり。

「週刊女性」7月6日号(主婦と生活社)

第557回(6/18〜6/22発売号より)
1位「小林亜星さん 絶縁8年『不肖の息子』と『4億円遺産』の憂い」(「週刊女性」7月6日号)
同「小林亜星さん 次男秘話 初告白『愛すべき頑固親父の最期』」(「女性自身」7月6日号)
2位「熊田曜子 元カレが明かした過去の“警察トラブル” 周囲が気をもむ愛娘との微妙な距離感」(「週刊女性」7月6日号)
3位「菅田将暉 あの女優の自宅に押しかけ婚!」(「女性セブン」7月1・8日号)

 久々に驚いた。目が点になった。先日亡くなった小林亜星氏に関する「女性自身」と「週刊女性」に掲載された2本の記事を読んで。

 まずは「週女」記事を紹介したい。大物芸能関係者が逝去した際によくある家族トラブル、相続問題に切り込んだ記事だが、記事の“主役”は小林氏の次男である小林朝夫氏だ。この朝夫氏、亜星氏の前妻との子どもで、一時は特撮ヒーローものにも出ていた元俳優。その後は“地震予知研究家”なる肩書でブログなどを開設している60歳だ。そして、確かにこれまでもマスコミを騒がす騒動・事件を起こしてきた。

 もっとも記憶に残るのは、2013年の淫行事件だろう。青森のアパートで女子高生にみだらな行為をしたとして逮捕、起訴された一件だ。それだけでなく「週女」では朝夫氏が結婚、事実婚を繰り返すなど女性問題を多く起こしていたこと、また妻に対してはDV騒動を、そして娘に対してはネグレクトもあったことを指摘、亜星氏との関係についてもこう断じている。

「亜星さん、朝夫さんとは絶縁状態だったんです。そうなる前から、朝夫さんは亜星さんの頭痛の種だったんですが、例の“事件”の後、亜星さんが勘当したんです。今回も朝夫さんには“亜星さんが亡くなった”という連絡だけで、葬儀には呼ばなかったそうです」(知人のコメント)

 なるほど、と思う。数多くの作品を輩出した大物作曲家。俳優もこなし国民から愛されるキャラでもあった著名人。そんな父親を持った子どもが、父親の姿を追いながら、しかし父親の大きさゆえ挫折し、トラブルを起こす。芸能界ではよくある話だ。しかも6,000曲とも言われる作品を残した亜星氏。勘当されたとはいえ、実子の朝夫氏にある程度、巨額の遺産は入る。偉大な作曲家だった亜星氏も、私生活では父親としていろいろ大変だったんだろうなと思う。

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