「餃子の王将」、プロが勧める“600円以下”テイクアウトメニュー! 「幸楽苑」「日高屋」人気中華チェーン比較レビュー
6月9日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)で、餃子の王将の「売り上げ番付」が企画された。看板メニューで売り上げ1位の餃子は全国で1日200万個以上食べられているというが、その餃子に次ぐ数字を誇るメニューが明らかになった。番組では、そのほかに「簡単ちょい足しレシピ」や「おいしい餃子の焼き方」なども放送。参考にした視聴者もいるのではないだろうか。
中華チェーンといえば、餃子の王将だけでなく、日高屋や幸楽苑も人気を集めている。そこで、これら3チェーンのテイクアウトメニューについて比較した記事を、あらためて紹介したい。
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
「日高屋」「幸楽苑」「餃子の王将」テイクアウトメニュー格付け!
ラーメンやチャーハン、餃子といった中華料理をガッツリ食べたくなること、ありませんか? でも、自宅で本格的な中華料理を作るのは難しい……そこでありがたいのが、ラーメンチェーンのテイクアウトメニュー。そこで今回は、「日高屋」「幸楽苑」「餃子の王将」のテイクアウトが可能なメニューを、管理栄養士の川村先生に栄養バランスの面で比較してもらいました。
――中華料理のメニューを選ぶ際に、気をつけるべきことはありますか?
川村郁子先生(以下、川村) 中華料理は油で調理しているものが多いので、脂質も増えてしまいます。また、ラーメンなどスープを味わうメニューは、塩分も多くなりがちですね。しかし、野菜を使った炒め物メニューが多いのは、中華のいいところ。もやし、キャベツ、ニンジンなどの野菜、キクラゲなどのきのこ類まで、いろんな食材を一緒に食べられるのも魅力です。
また、熱を加えることで生野菜よりもカサが減り、たっぷり食べられるのもメリット。ニンジンやホウレン草、ニラなどに含まれるβカロテンは脂溶性で、油と一緒に摂取することで体に吸収しやすくなるので、“炒める”という調理法との相性もいいんですよ。
――ではまず、「日高屋」のメニューをから解説をお願いします。
川村 テイクアウトメニューの中では「レバニラ炒め」(500円、税込/以下同)がいいですね。レバーは不足しがちなビタミンである鉄や亜鉛を多く含み、タンパク質も補えます。また、ニラやもやしなどの野菜からは、食物繊維やβカロテン、カリウムといった栄養を補うことができます。
「肉野菜炒め」(530円)も、キャベツやピーマンなどの野菜と、お肉が一緒に食べられていいですね。ピーマンにはビタミンCも含まれていますので、お肉と一緒にこれらのビタミンが補えるのもありがたい。なお、「ライス」は別売になっていて、並盛り(180円)と大盛り(240円)が選べるようです。
麺類のテイクアウトメニューだと、やはり野菜がたくさん入っている「野菜たっぷりタンメン」(520円)がいいと思います。中華料理は単品メニューだと、どうしても野菜不足が気になってしまうのですが、このメニューは文字通り、キャベツやニンジン、もやしなどの野菜が盛りだくさん。また、シャキシャキとかみごたえのあるメニューですので、咀嚼の回数が増えて、満腹感を得られるのではないでしょうか。しかし、スープを全て飲むと塩分の摂りすぎになってしまうため、残すなどして調整しましょう。